静かな縦走を楽しむ
岳山・岩阿沙利山

近江高島駅発のバスの時間が、電車到着時間の僅か2分後ということで、ホームにつくなり大急ぎで改札をでたものの、バスの影も形もなく、遅かったか〜!と思いきや、時刻表が変わっていました。あ〜、ヤレヤレ。やって来たバスは貸し切り状態で、約5分で音羽に到着。登山口のある大炊神社はすぐそこです。道脇の溝には澄んだ水が流れ、神社の冷たい手洗い水で手を洗い、きれいなトイレで用を済ませたら、9:15 左手の道へ進みましょう。

賽の河原普通の林道の様に見えますが、ここからしばらくは参道で、その証拠に小さなお地蔵さんが祀られています。お体の大きさに比べ顔が小さく、最近流行りの小顔とは、お地蔵さんと言えどもあなどれません。

字が消えかかっている小さな丁石を辿りながら登ること30分、賽の河原と呼ばれる所でちょっと休憩です。眼下には近江今津の町並みと、その向こうに琵琶湖がキラキラと輝いて見えます。

賽の河原を出ると道は段々と岩稜地帯となり、ロープが下がっている岩を攀じ登っていきます。右手には木立の合間から、大琵琶湖を望むきく広がった白い斜面が見え、まるで雪渓のようです。よ〜く見ると一面の白砂で、この辺りは白坂と呼ばれているそうです。

10:20 その白坂と同じように、花崗岩が風化した広い場所で休憩です。涼しい風に吹かれてというより、かなり強い風に煽られながら、それでもその展望の良さについついゆっくり過ごしてしまいます。本日を限りに禁煙する!と宣言したリーダーが、最後の一箱を惜しみ惜しみ楽しむそばから、もう1本いかが?思い切って一気に吸ってしまったら?と時間延ばし工作するのですが、1本吸った後、「さぁ、行きましょう」の声をかけられ、重い腰を上げます。

岳山山頂崩れかかった石段を登り、すっかり朽ち落ちてしまった岳観音堂を通り過ぎます。赤く錆びの付いた大きな釜が2個も転がり、1995年に倒壊するまでは千日参りの時など、さぞ賑わったのでしょう。本来はここまでが参道で、左手の道から岳山への登山道となるのですが、参道も登山道も今は大して変わらないようです。せっせと坂を上がって、10:45 岳山頂上に到着です。

山頂には石窟があり、中に石仏が奉られています。展望はあまり良くないので、仏様にちょっと手を合わせ汗を拭いたら先に進みましょう。この辺り、岩稜帯を乗り越えたり巻いたりしながら風の無い樹林帯の中を一旦下り、11:05 ずっと先の高みにオウム岩を見ながら、休憩です。 

オウム岩ここからは木々の合間から見え隠れするオウム岩を目指して、ウネウネと山道を登り返して行きます。11:30 オウム岩到着。ちょっと手前に同じように突き出している岩があるので、お間違いなく。オウムの嘴部分の先っちょで、小さな蛇がのんびり日向ぼっこをしていましたが、大勢の登山客がうるさいのか、そそくさと岩の割れ目に隠れてしまいました。お邪魔して申し訳ありませんね。せっかく場所を空けて頂いたので、こちらも少し早いですがお昼にしましょう。

奥比良オウム岩からの展望の峰々や琵琶湖の雄大な景色を眺め、心地良い風に吹かれながらの食事を終えて、12:10 次なる岩阿沙利山へと向かいましょう。

相変わらず大岩が点在し、巻き道を右に左に振られて歩く内に、どうやら岩阿沙利山の山頂へ行く道を見逃してしまったようです。後は寒風峠へ下れば良いのね・・とすっかり頭と体が下りモードになった所で、目に入った標識には、ナ、ナ、ナント!アッチ→岩阿沙利山とあるではないですか!!

な〜んだ、まだ先だったのね〜、嬉しいような悲しいような複雑な気分。

岩阿沙利山標識のある地点から登り返して、13:00 岩阿沙利山にようやく到着です。下りのつもりがあらら〜、これから岩阿沙利山なのね、、という気分で登ってきたせいか、少々身体が付いて来ない状態になっています。ここから先はしばらく急坂、岩もゴロゴロしているので慎重に下りて行きましょう。

13:30 鵜川越で林道を渡ります。林道に出て左へ少し行くと、稜線への登り口があるのですが、林道への出口に何の案内板も無いので、左右どちらに行って良いのか迷います。ちょっと目を上げれば、白いガードレールが山道沿いに上に伸びているので気付くのですが、林道に出て左右キョロキョロでは目に入らないかも知れません。

無事、登山道を岩阿沙利山への登り再び歩き出して、13:50 一旦休憩です。寒風峠の標識が随所に現れ、ヤレヤレようやく下り道か・・と思ったそこのアナタ、あまい!!本日のコースは比良山系全山縦走コースの北の出発点、この先このコースの最高峰、滝山に続く道のため、まだまだアップダウンは続きます。

滝山山頂への道を過ごして登り下りを繰り返し、14:40 寒風峠に到着です。ここまで来れば今度こそ本当に後は下りのみ。こうなると気になるのは、下山後のお風呂です。下山口の比良山岳センターに、電話で聞いてみる事にしますが、電波の状態が悪く、肝心の部分がなかなか聞き取れません。「あ〜、よく聞かれるんですわ〜」ブチッ。「もう一つの施設の電話番号は・・・」ブチッ。結局、下山地付近にお風呂は無いという事が分かり、ちょっとガッカリ。

揚梅の滝寒風峠からの道は、どこからか沢筋も合流し、沢沿いに繁る濃い緑の木々や苔むした岩が「立派な日本庭園のようやね〜」。せせらぎの音を聞きながら歩く事約40分、涼峠に出てきます。しかし、全然涼しくないやん!

以前このコースを歩いたと言うメンバーに、もう少し行くと揚梅の滝という見事な滝があると聞かされ、後もう一踏ん張りと進みます。ここからも急な下りが続きますが、滝見の展望台から見える、揚梅の滝が豪快に落ちる様は確かに見事です。

展望台から下り橋を渡るとそこが、下山口となります。16:00 下山口到着。そのまま舗装道路を琵琶湖に向かって歩き、比良げんき村の駐車場のトイレをお借りして、もう少し歩けば北小松駅に到着。これで全行程終了です。本日は約6時間の長丁場、みなさん、お疲れ様でした!



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