
昨夜は強い雨が降りほとんどのメンバーが、「明日は中止」という電話をちょっと期待して待っていたのに、な〜んの連絡もなく、半信半疑で茨木駅に集合。朝も場所によっては雨降りで、今日はやっぱり山行きはせず、特別例会の打ち合わせ会にでもなるかな〜と思いきや、バスはしっかり京都へ向けて出発です。出町柳で2名を拾って一路北山へ。夏と秋の特別例会を打ち合わせる為に、今日は他にご用があるのに、わざわざ茨木から乗り込んで来られた幹事さんと鞍馬でお別れして、登山口のある花背高原へと向かいます。
花背スキー場を目標に進みますが、花背高原バス停から先、道が細くて入れません。スキー場なんだから駐車場くらいあるだろう・・と思ってたのですが、どうもスキー場は何年か前に閉鎖されてしまったようです。手前のJAにバスを停め、車中で固まった身体をほぐしながらウォーミングアップ。
本日は花背から登り、芹生に下りて旧花背峠へ回る予定でしたが、お天気もいつ崩れるか分からない状況なので、雲取山往復に変更です。時間が短縮できる分、京都でゆっくりとお風呂に入って帰りましょう・・フフ、これも山歩きの楽しみです。
10:00 とりあえずスパッツだけ着けて出発です。今の所まだ雨は落ちてきませんね。このまま持ってくれると良いのだけど・・。
学校の前を通り花背スキー場跡を左に、林道を進みます。スキー場を通り過ぎ林道を終えると、杉林の中、サラサラと大きな沢の音を聞きながら登りに入ります。昨晩の大雨のせいか、登山道にも水が這い出しているので、木の根や石に足を取られない様、注意して登りましょう。
雨に濡れた瑞々しい葉の緑が目に鮮やかです。若葉の明るい萌黄色も良いですが、しっとり濡れた濃い緑にも思わず、「きれいね〜」と声が出ます。
道は段々と傾斜を増していきますが、沢の音に加え今回はうぐいすが盛んにさえずり、ホトトギスもそれに合わせて「トッキョキョカキョク」と賑やかなこと。まるで作ったCDを流してるんじゃないかと思えるくらい、絶妙なハーモニーで登りの後押しをし
てくれます。
きつい坂を一段落終えた所で、10:30 休憩です。梅雨さなかの歩きだと、特に杉林の中はサウナ状態で汗ダラダラ・・が多いのですが、今日は曇っているせいか下からの熱の反射がなく、そこはかとなく涼しげな感じです。
休憩を終えて10分程で、寺山峠に到着です。相変わらず峠や分岐といったお休み処の手前で休憩してしまう、あと一踏ん張りがきかないご一行です。でも、まぁ、ムリせんとボチボチ行こかぁ・・。
峠はそのまま通過して下りになり、沢を何度も渡りながら谷沿いの道を歩きます。廃村八丁で水嵩の増した沢を渡る際、足を滑らせたり川にはまったりしたので、今回は慎重に足を置きます。あの時に比べれば沢の幅が狭いので、大きなアクシデントもなく、軽快に渡渉が続きます。途中、北山クラブのものでしょうか、雲取山荘という看板をつけた小さな小屋が現れ、森の中の隠れ家という雰囲気です。MUSUBUの会もこんな山小屋があるといいんですけどね。
水の豊富な場所には、大きく成長したシダが多く自生し、ジャングルの中を歩いている気分にさせてくれます。
谷沿いの道から段々と笹やヤマツツジ、そして杉に覆われる道を上がっていって、11:10 明るい雲取峠の広場に到着です。雲取峠は昔、フカンド峠と呼ばれていてガイドブックによっては、雲取峠(フカンド峠)と記載されています。この近くにはハタカリ峠とか、また谷の名前もヤクシボ谷とか、カッチョウ谷など、なかなかユニークな名前が付いてますが、一体どこの誰がつけたんでしょうねぇ?
さて、雲取峠で標高878Mですから911Mの山頂まで、あともう少しです。広場の端の道を上がって行くと、入るのに躊躇してしまうような、真っ暗な杉のトンネルが現れます。吸い込まれる様に入って、緩やかな上り下りをしている内に、11:30 雲取山山頂に到着です。
実は今日はここまで誰にも会わなかったのですが、頂上で若いお嬢さんお二人が丁度お昼の準備中。二の谷の方から上がって来られたのでしょうが、ここで会ったが百年目、シャッターを押してもらいやしょう!久々の旗も登場です。
さして広い山頂でもなく、展望もあまり開けてないし、それにお嬢さん方のお昼をいつまでも邪魔しても申し訳ないので、こちらのお昼は雲取峠にすることにして、山頂を後にします。
下り際、滑りやすい所を慎重に下りればあとはゆっくりと、、アラ、上がってくる時には気付かなかった銀竜草が咲いてるじゃないですか!別名ユウレイ草とも呼ばれるとおり、透き通るような小さな花を、儚げに咲かせています。
ユウレイの名に相応しく、写真もちょっと儚げですが、そこがまた心霊写真ぽくって雰囲気があるってものです。白い椿の花が落ちていて、よ〜っく上を探すと高い所に2つ、3つ、夏椿の花を見つけました。
11:50 雲取峠に下りてお弁当タイム。ゆっくりして雨に降られてもいけないので、12:30 下山開始です。ものの30分で寺山峠、そしてあっという間に 13:30 花背高原バス停に戻って来ます。
ここまでの道沿いにも、ガマズミ・ノリウツギ、そしてヤマボウシといった白い花をつけた木々が風に揺れていましたっけ。鬱蒼とした緑の森に咲く白い花は、蒸し暑く鬱陶しい梅雨時の山歩きに、涼風を届けてくれるようです。