2015年に橋本駅から国城山を経由して黒河峠に上がったことはありますが、わ~たしの記憶が正しければ、高野三山はなんと2003年以来16年ぶりです。そりゃ、歳もとるはずです。
なんばから極楽橋経由ケーブルで、あっという間に標高867mの高野山駅に到着。便利な世の中になりました。ケーブルで流れるアナウンスや高野山案内映像は英語とフランス語のみ。観光地によくある中国語や韓国語は流れません。案内板も英仏語メインで、高野山はフランス人に人気なんやねぇ。
高野山駅から奥の院までバスで移動します。高野三山は一般的には、摩尼山~楊柳山~転軸山の順番で歩くので、先ずは奥の院バス停から摩尼山登山口を目指しましょう。
登山口へ行くには弘法大師廟の手前で車道に入るのですが、せっかく弘法大師廟まで来たのだからお参りしましょうとか、ここに来るまでの大手企業のユニークな慰霊塔を眺めたりとかしていたら、登山口に辿り着く頃には予定より1時間弱も遅くなってしまいました。
元々コースタイムぎりぎりの計画で、普通に歩いても3時半に奥の院に戻って来る予定です。1時間も遅れたら薄暗い中を歩かなければならず、とても危険という事で、とりあえず摩尼山まで行き、その後時間を見て楊柳山の手前にある黒河峠から三本杉まで下りる道を歩こうとう事にします。
摩尼山登山口を11:23に出発。歩きやすい道を30分ほど行くと摩尼峠です。橋本へ行く道を分けて更に上がること30分、12:20 摩尼山に到着です。山頂には小さな祠があり、古びた鈴を鳴らすと意外にも澄んだ良い音が響きます。周囲を木立に囲まれている為、あまり眺めは良くありませんが丁度お昼時なので、ここでお弁当タイムです。
昼食後、次は楊柳山ですが一旦黒河峠まで下ります。下り始めて5分ほどで道が二手に分かれています。「楊柳山」と書かれた割れた石標が分岐の真ん中に立つ気にくくりつけられていて、さぁ、どちらが楊柳山への道でしょうか。右手は水平の道、左手は下り気味の道です。迷った末、ひとまず水平の道を選んで進みますが、段々と道は荒れリボンはあるもののどうも違うようです。
これは違うな…という事で先ほどの分岐に戻り、下り気味の道を進むと30分ほどで黒河峠に到着します。20分ほど時間をロスしてしまいました。現在の時間は13:35 さて、このまま楊柳山から転軸山へ廻るか、三本杉へ下るか。ただ、手元に3種類ある地図の中で三本杉が書かれているのは1つしかありません。あまり歩かれてないのでしょうか?
地図を見比べてしばし協議です。最近の台風で道が荒れている可能性もあり、途中まで行って引き返すより、ここから来た道を戻って摩尼山経由で下りるのが一番安全という結論に至ります。
摩尼山へ登り返す途中すれ違った方に、三本杉の事を聞いてみますが、持ってた地図を広げてみても道はあまりハッキリ出てないようです。あるにはあるようなのですがねぇ。14:15 摩尼山に戻って来ました。今日2度目の登頂です。この後は一気に登山口へと下り、15:20 奥の院に到着です。
出発は1時間遅れましたが、途中引き返しのお陰で当初の計画通りの時間に戻って来られました、やれやれ。どこかでコーヒーでも…という声もありましたが、それよりビールや!という事で梅田まで一直線。お目当てのお店は一杯でしたが、隣のビヤホールで念願のビールで乾杯です。そして本日の反省、寄り道はほどほどに。
因みに三本杉ですが、16年前は何とこの三本杉から楊柳山へと上がっていたんですねぇ。更に最近でも楊柳山から三本杉へ下りた記録もあるので、道はちゃんとあります。ただ、調べるとどうもここはかつての処刑場だったようで、それで大々的には紹介されないのかも知れません。はてさて、行けなくて良かったのか悪かったのか・・・
本日のお時間
摩尼山登山口 11:23 - 11:51 摩尼峠 -12:10 摩尼山 12:40 -13:36 黒河峠 -14:15 摩尼山 -15:10 弘法大師御廟
本日のお風呂 なし