歴史の山道
高野三山

え〜、最初にお詫び申し上げます。本来転軸山、楊柳山、摩尼山の三山を高野三山と呼ぶのですが、今回転軸山には行っておりません。高野二山と書くべき所ですが、語呂の良さでついつい高野三山と看板を揚げております。一応麓から見上げたということで、平にご容赦を・・・。それでは、山へ参りましょう!

特急こうや南海難波駅を、急行組・特急組に分かれて極楽橋駅へ。南海線の特急「こうや」利用は過去の山行きにあまりなく、難波駅で切符の買い方にちょっと迷います。先の急行で向かったメンバーとケーブル駅の下で合流して、ケーブルに乗ること10分弱、高野山駅に到着です。朝から蒸し暑い大阪に比べ、ケーブルの素通しの窓から入る風がヒンヤリと感じられます。高野山駅では、南海沿線にお住まいのメンバーがお待ちで、ここで合流。バスに乗って終点、奥の院前(中の橋駐車場)で降りると、オヤ、見たことがある顔がここでもお待ちです。稲村ヶ岳では稲村小屋に突然現れ、六甲天狗岩では渦ガ森団地に自宅から徒歩で来られ、そして今回は前泊して町石道を歩いて来たという、神出鬼没のメンバーさんも合流して、10:00 全員集合です。

楊柳山登山口道標広い墓地の間を通って奥の院へと進みます。個人より企業の慰霊塔が多く、それぞれご商売に因んだ形の廟があって興味深いのですが、しろあり駆除協会?の慰霊塔には「しろありよ、安らかに」の文字が。ナムアミダブツ〜。奥の院弘法大師廟にお参りしたら右手の車道に出て林道を、楊柳山の登山口まで歩きます。目印の3本杉が良く分からず、登山口らしき場所でキョロキョロしていると小さな石の道標があり、楊柳山と書かれています。やはりここが登山口なんですね。10:45 身支度を整えて林道から山道へと入ります。

初めはせせらぎ沿いの平坦な道ですが、傾斜が増すに連れ楊柳山登り道は丸太の階段へと変わって行きます。急登でも笹をかき分けて上る道だったり、岩を攀じ登るような道だと、俄然張り切るのですが、階段には滅法弱い我が会は、11:10 約30分歩いた所で休憩です。

久保へと書かれている道標がある分岐には、子安地蔵が祠られています。ここではしばし高度計談義。高度計と言うのはしょっちゅう調整しておかないといけないらしく、本日は3人のメンバーが高度計持参ですが、それぞれ表示されている高度がバラバラ。800Mだの890Mだの930Mだのと色々ですが、結局高野山駅で最新に設定された方が一番正しいと言う結論に達します。で、私達は今どこにいるのかな・・??

楊柳山山頂それでも、後100Mもないと分かってホッとするのですが、先の道を見ると延々と階段が続いている様です。歩いても歩いても現れる階段を抜けると、ようやく11:40 本日の最高峰楊柳山に到着です。

楊柳観世音菩薩の祠に手を合わせたら、ここで少し早いですがお昼にしましょう。いつもお世話になっているワイン係さん?ご持参の冷えたワインを頂き、木陰の下でお弁当を広げ、涼しい風に吹かれて実に気持ち良い昼食タイム。お隣の3人グループは靴を脱いですっかりピクニック状態、その内のお一人はザックを枕にお昼寝です。

その内、もう一人が携帯を取り出して、麓のお土産やさんにでマウンテンバイクでここまでしょうか、高野名物ごま豆腐のご注文です。フムフム、ごま豆腐だけでなくひろうすも美味しいのね。参考になります。

まだまだゆっくりとしているお3人を後にして、12:30 摩尼山へと出発しましょう。最初は少々急な下りですが、次第に道は緩やかに歩き易くなります。難点は風通しが悪いのと展望が無いことでしょうか。途中、マウンテンバイクを押して道を譲ってくれる若者3人に出会います。ま〜、ここまでよく自転車で登って来たこと。感心のあまり写真まで撮ってしまいました。13:00 何気なく通過しようとしたら、実に涼やかな風が吹きぬけ思わずここで休憩!

大峰の山々を望む風に吹かれて少し長めの休憩をしますが、眺望はあまり良くありません。以前ここを歩いたメンバーによるともう少し先に眺めの良いポイントがあり、このコースではそこが最初で最後のビューポイントだとか。知らずに通り過ぎようとしたら、「あっ、ここや、ここや」の声に呼び止められます。わずかに開いた木々の合間から、かつて歩いた大峰の山々が遠くに見晴るかせます。とりあえず、ここでも1枚パチリ。

更に進むと、道端でカマを研いでいる方がお一人。そして驚くことにそこから先摩尼山山頂摩尼山まで、そして摩尼山から奥の院に至るまでの道脇すべてがきれいに、刈られています。我々とは逆方向に草を刈りながら上がって来られたのでしょう。恐らく楊柳山から先も刈られていくのでしょうが、とても1日では出来ない作業、野営されながら数日をかけてされるのでしょうか・・・。サッパリ散髪した気持ち良い道を歩いて、13:15 摩尼山に到着です。

摩尼山の山頂には、如意輪観音を祀る祠がありその前で、記念写真。ここまで来ればあとは奥の院までの下りのみと思うと、心なしか頬もゆるみます。

奥の院実は本日山行きには参加されませんが、下山頃を見計らって奥の院で合流するメンバーが下でお待ちなのです。楊柳山山頂で電話が入った際お知らせした予定時刻よりちょっと遅れているので、「早う降りて来い!」というお怒りの電話が入らない内に、急いで下りましょう。

摩尼峠を通って 13:40 奥の院右手の裏道車道にある摩尼道入口に出て来ます。これで奥の院を中心に丁度1/4周して来た訳ですね。明治5年に女人禁制が解除されるまでは、女性は女人道を辿って遠くから奥の院の弘法大師廟を拝んだそうですが、本日の高野二山もこの女人道沿いにあり、いにしえの女人高野を偲ぶ山歩きです。

さて、今では老若男女とわず、誰でもどこでも歩ける高野山ですので、中の橋駐車場でお待ちのメンバーと合流してそのまま下山する者、更に高野七口の大峰口・大滝口を巡るコースに出る元気者に分かれ、それぞれ夏の終わりを楽しむ山行きでした。







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