
天気予報では大陸にあった前線が日本海付近まで下りてきているとか、今日はあいにくの曇り空。ついこのあいだまで、「暑い、暑い」と言っていたのがウソのように肌寒い朝となりました。前線の影響で突風もあり、夜には高い山では雪の可能性もあるとの予報です。が、しかし、私達には先日「MUSUBU」5周
年記念で新調したお揃いのウィンドブレーカーもあります!そして本日はバスをチャーターしてのお出かけということで、メンバーさんお二人より秋にふさわしく、栗と洋梨のケーキ3種の差し入れを頂いて、朝一番からエネルギー補給もばっちり、近鉄榛原駅経由で本日の目的地、室生火山帯の一角をなす古光山、後古光山へと向います。
この山は昨年秋にもチャレンジする予定だったのですが、台風のためやむなく中止となっていたのを本日リベンジすることとなりました。古光山、後古光山は山頂に針峰と岩稜を持ち、山麓には牧場を擁する典型的な火山形態の山です。急登あり、岩稜歩きありでなかなか盛り沢山な山歩きが楽しめそうです。
ほぼ予定どおりに10:05 大峠登山口を出発。と、いきなりの急登です。パラパラと降り始めて来た雨にずるずると斜面は滑るし、何かにつかまろうにも生えているのはいばらばかりで、つい掴むとトゲが痛いのには、いやはや参りました。
その先はササの茂る踏み跡を雑木の根や、幹につかまりながら一気に高度を稼いで行きます。雨はさほどひどくはないのですが、急登なだけに足元が気になります。安全第一、前の人との間隔には余裕を持って、慎重に進みま
す。
10:30に1回休憩。10:50 南峰に到着。このあたりからは三重の山々のスカイラインが望めるはず、ですが、ガスがかかって今日は何も見えません。ここからいくつかのアップダウンを繰り返して頂上へと向かいます。このあたりではブナが少しだけ色づいて、秋を感じさせてくれました。
岩やら木の根につかまりながら久しぶりの岩稜歩きを楽しんで、11:20頂上到着。ボランティア活動での怪我で小指を骨折されているK2リーダーは、珈琲カップを持つ手よろしく小指を立て
ての山登りとなりまして、往年の山男もこれには苦笑いのテレ笑いするしかありません。
ここまででも急登は十二分に堪能したというのに、今度はもっと険しい斜面を下ることになります。ますます気を引き締めて11:30 フカタワに向け出発。下りかけると、丁度上りのグループとすれ違いました。「どうぞお先に上がってください」と声をおかけすると、「いやぁ、そんなに簡単に上れないので、どうぞ先に下りてください」とのお返事。この急登ですもの、ごもっともです。それにしてもこんな日にこんな山に来る物好きがいるんです
ねぇ。もっともあちらでも同じことを言っているかも…。
雨は上がりましたが足元は滑るし、木の根や幹、所々に用意されたロープを手がかりに必死で下りて行きます。予定より遅れること45分、12:15フカタワ到着。下りはいつも超特急となりがちなMUSUBUの会ですが、今日ばかりは慎重にゆっくり下りてきました。山歩きを楽しむためには安全第一、これが一番大切なことです。
下りきったところの道標に「急斜面注意」の表示があります。「急斜面」の文字の前には「すごい」いや「ものすごい」、いやいや「えげつない」と書いておかないとあかんわと、メンバーさんそれぞれの意見が飛び交いました。「この山登れたら、北穂も南岳のキレットも行けるなあ」とは、リーダーのご意見。
ホッとした所でお腹も空いてきました。雨は止みましたが、風が強く、気温も下がって来ているので後古光山まで行かずにここでお昼休憩です。いつの間にか雲が切れて、青空ものぞいて来ました。息が白く見えるほど気温が下がって来ているので、温かいお汁物や飲み物を頂けるのは、なんとも嬉しいことです。
13:00
後古光山へ向け出発。なんと、これでもか、と言わんばかりにまだ急斜面の上りです。斜度は55度位かなとリーダー。ひぇ〜、それってほとんど絶壁やん!「それでは皆さんの勇姿を撮ろうかな〜」と、リーダーはカメラを構えてくださいますが、この斜面を下から写すと、お尻しか写らないんですけどぉ。という訳で、にわかにお尻コンテストの開催となりました。
またまたロープや木の根や岩を掴んでよじ登り、13:20 後古光山到着。ガスも晴れて、遠くの山々まで見渡すことができました。山頂は狭く全員集合が出来ないので、ここは2班に分かれて撮影です。予定に遅れているというので、長尾峠から亀山峠はパスして、曽爾高原入口へ向います。こちらは階段が整備され
ていますが、ここまで来てこけないように気をつけなくては。
高原にちかくなったあたりで、やまぐみの実を発見。口にすると、ちょっと渋いけれどほのかに甘い野生の味がしました。更に、むかごの実を大量に発見!!今夜はむかごご飯にありつけそうです。
253段の階段を下りに下って、14:04 無事に曽爾高原入口へ到着。いやはや、大変でしたが、終わってみればなんとも楽し
い山登りでした。
この後はもちろん温泉です。曽爾高原の温泉は直ぐには入れないほど満員だったので、榛原駅近くの温泉へ行くことになりました。歩いている間はそうは感じなかったのですが、温泉に入ってみると身体が思いのほか冷えていて、温かいお湯の気持ちのよかったこと。思いきり身体を動かした後の温泉はやっぱり最高!思ったとおり、イエ、それ以上に盛りだくさんの本日の山歩きでした。
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今日のお時間
10:05 大峠登山口−(休憩1回)−10:50 南峰−11:20 古光山 11:30−12:15 フカタワ−(昼食休憩)−13:20 後古光山−14:04 曽爾高原入口
今日のお風呂 美榛苑 みはる温泉 500円
泉質: ナトリウム‐炭酸水素温泉
効能: 神経痛、関節痛、運動麻痺、打身、慢性消化器病等々