本日の出席メンバー たったの6人。バスハイクなら中止になるところでしたが、幸い今日は電車の日なので、催行決定です。海外出張だったリーダーは、本来なら仕事を終えて東南アジアにリゾートへ遊びに行くつもりだったのに、わざわざ今日のために予定を変えて、前夜に帰国。6人じゃ申し訳なかったでした。
集合場所の能勢電鉄 山下駅から登山口の能勢の郷までバスに乗りますが、このバスがなぜか超満員。こんなに混むなら2台出せば良いのにと文句を言いつつ、ギューギュー詰めで運ばれます。が、途中のバス停でどっと人が降り、何かと聞けば青少年野外活動センターで、高石ともやのコンサートがあるとか。道理でお客さんたちがオジサン・オバサンだったわけです。みなさん、遠くまで聴きに来られるんですねぇ、ご苦労様です。
10:10 行者口バス停に到着。玉泉寺ユースホステルの脇を通り、去年大盛況だったBBQ+体験テント泊をしたキャンプ場を横目に身支度を整えたら、10:25 出発です。行者道の分岐に出ると、いきなりの急階段が待っています。周りは巨岩だらけの中を歩いて行きますが、こんな大岩、よう地震でも落ちなかったなぁ。
相変わらず急登が続き、行者堂で休憩です。ここまで歩き出してわずか15分。だって、朝一番の歩きはツライのよ。行者堂からは、胎内くぐりや覗き岩といった行者道へ行けるのですが、今日そこを歩くとはこの時点では、誰一人知る由もなく、先に進みます。行者堂から15分ほどで、行者山に到着です。
ここからは道は一転、緩やかになりクヌギやコナラの雑木林となります。しばらく行くと、そこここに名残の雪が見られ、な〜んかいやな予感がします。11:32 炭焼窯跡を通過。周囲はマツ林となり、その中を歩く事15分。11:48 六地蔵に到着です。
六地蔵の脇のお地蔵さま(正式に岩陰地蔵と呼ぶらしい)や、周りの巨岩に色々と彫り物があり、それらを眺めながら休憩です。何か彫られていると言うのは分かりますが、果たして何が掘られているは良く分からず、ただよう彫ったなぁ〜と感心するのみです。
歩くうちにどんどん雪道になっていきます。最後にトドメの急登を上がったら、12:05 丁度お昼に(5分過ぎたけど)剣尾山山頂に到着です。名物だけあって、360度の展望はさすが見応えがあります。せっかくの雄大な眺めですから、ここでお昼にしましょう。
同じく剣尾山名物の平たい岩に腰掛けてお弁当を広げますが、展望が良いということは風通しも良いということで、吹き抜ける風はまだまだ冷たく、思わず鼻水も出てきます。
鼻をすすりながらの昼食を終えて写真を撮ったら、13:00 横尾山へ向けて出発です。歩いて数分、あれ、先に出発したグループが戻って来ます。「横尾山へのルートは雪が深く、岩盤も凍り付いて滑り、とても危険で引き返して来た・・」との事。まぁ、恐ろしい〜。アイゼンがないと進めないようです。
更に、横尾山から周って来られた単独行の男性に聞くと、「登りは大丈夫やったけど、下りはやっぱりアイゼンがないと難しいかな・・」との事。ますます、恐ろしいぃぃ〜。
ここでリーダーと男性メンバーとで協議し、安全策をとって今日はここでヤメ! 引き返すことになりました。リーダーは行きたそうでしたが、イエなに、「アブナイ・・」と聞いて山男の情熱に俄然火が点いたというより、このまま下りてもまだ飲み屋は開いてへん!という想いが多くを占めていることは想像に難くないのであります。
時間つぶしの為、下山ルートは遊びながら岩峰めぐりで行きましょう。やったぁ!13:15 月峯寺跡を通過。周辺には可愛いお地蔵様がいくつも並んでいます。雑木林を抜けて、14:00 東の覗きで休憩です。体感温度 3℃くらいちゃうかぁ〜という気温の中、こわごわ覗き込み、本家大峯もこんなんかなぁ〜と思いを馳せます。因みに、剣尾山は本家に対し、摂津大峯と呼ばれているとか。
休憩後は巨石群に入り込みます。すると、衝立のような垂直の岩壁にハーケンが!適当な岩壁なのを良い事に、ここでロッククライミングの練習をするヤカラがいるようです。普通の岩壁ならまだしも、ここは不動明王や如来像が彫られている神聖なる行場です。そんな所にハーケンを打ち込んだら、その内罰が当たるでぇ。
それにしてもこんな垂直な壁を、どうやって登るんやろ?さすがのリーダーも、「今じゃもうよう登らん・・」と弱気の発言です。14:12 行者堂に戻って来ました。今度は胎内くぐりなどがある行者道へ行ってみましょう。
岩壁にクッキリ浮かぶ大日如来様。一体どないして彫りはったんやろ。一見彩色してあるようですが、よく見ると岩本来の色をうまく使っているようです。ほんまによう出来とるわぁ。
胎内くぐりの大岩に出て来ました。せっかくなので挑戦です。先ずはリーダーが探索。この奥やなと狭い岩穴を進みますが、「あかん、行かれへん」とシャツを汚して出て来ます。どうも人が通れる程の隙間がなさそうな様子。しか〜し、「あの上に明かりが見えてるから、岩の上に上がったら行けるんちゃう?」と尚もしつこく探索を強要するメンバー1人。
しかし、小柄なリーダーすら行かれない隙間を、この春風のようにフクヨカな私達がどうやって通り抜けられようか!? さっ、諦めましょ。14:30 大日如来様まで戻って休憩です。
14:50 懐かしのキャンプ場に戻って来ました。あの時も入った能勢温泉に浸かり冷えた身体を暖めます。あぁ〜、生き返るわぁ。予想外の雪でしたが、逆にちょっと得した気分でもある、剣尾山でした。それじゃ、反省会にレッツ・ゴー!
今日のお時間
10:25 行者口 − 10:45 行者堂(休憩)−11:02 行者山 −11:32 炭焼窯跡 −11:48 六地蔵(休憩)
− 12:05 剣尾山 13:00 −13:15 月峯寺跡 −14:12 行者堂 −(胎内くぐり)−14:50 能勢の郷
今日のお風呂 能勢温泉 600円
泉質: 単純弱放射能温泉
効能: ゆったりリフレッシュ