初秋の軽井沢 碓氷峠

見晴台今年の秋のお泊り例会は、避暑地の殿堂「軽井沢」です。江戸時代は中山道の宿場町として栄え、明治に入ってから外国人によって避暑地として開発され、以来文人やお金持ちの方々が優雅に夏のひと時を過ごす場所・・というイメージでした。が、その後大規模アウトレットやリゾート開発で連休となれば混雑必死の軽井沢です。ようやく宿はとれましたが、残念ながらがお天気は今イチの予報。直前までお天気の好転を祈りますが、どうやら陽射しの残るのは初日だけのようです。

そこで、最終日に予定していた碓氷峠へ、初日に行ってしまう事にします。お昼過ぎに軽井沢駅に着いて、直ぐにホテルへ。荷物を預けたらタクシーを呼んでもらい、待っている間に併設されているコンビニで、おにぎりやらサンドイッチやら慌ただしくお昼ご飯を仕入れます。本来なら今頃チーズの美味しいお店でのんびりピザにありついているはずなのに、お天気のお陰でバタバタです。

熊野神社思いのほかタクシーが早く来たので、「運転手さん、碓氷峠まで急いでちょーだい」とばかりに勇んで乗り込みます。飛ばしてもらったのかどうか分かりませんが、13:30 碓氷峠に到着。見晴台への入口を教えてもらってタクシーを降ります。入口から5分程歩けば見晴台です。浅間山方面は雲に覆われてしまってますが、群馬方面は遠く前橋市街まで見渡せます。手前にはギザギザの岩稜が特徴的な妙義山が見えますね。山頂が猫の耳のような山も妙義山系なのでしょうか・・ちょっと可愛い形です。(後で調べると、どうも高岩という可愛いなんて言ってられない岩峰のようです)

ここで先ほど買い込んだおにぎりやサンドイッチを広げて、遅くなりましたがお昼ご飯です。今日は陽射しが残るという予報だったのに、何となくどんよりとした曇り空になってきました。あまり長居はせずに街中に戻りましょう。往きはタクシーで来ましたが、帰りは赤バスという旧軽井沢へ直行するバスを利用します。出発までまだ時間があるので、熊野神社に寄ってみます。

万平ホテル長野県と群馬県の県境にあるこの神社、実は熊野神社というのは群馬県側の呼び名で、長野県側では熊野皇太神社と呼ばれるそうです。本宮への階段も真ん中に県境があるので、階段の中央を上れば左足は長野県、右足は群馬県と県をまたいで歩くというワケです。御神木のしなの木は樹齢1000年以上という古木で、いかにも山の神という荘厳な雰囲気を漂わせ、「信濃」の語源にもなったという説も頷けます。本宮にお参りを済ませたら、丁度赤バスの時間となりました。

14:35 紅葉の絵をまとった赤バスで碓氷峠を出発。10分程で旧軽の中心、観光会館前に到着です。いわゆる旧軽銀座は大勢の人で賑わっているので、横道から軽井沢の象徴、万平ホテルへ向かいます。上皇ご夫妻のロマンスで湧いた軽井沢会テニスコートの前を通り、万平ホテルでお茶でもしようかと中に入りますが、20人待ち!と聞いてそそくさと退散です。

人混みの通りを避けて駅まで住宅街の中をテクテク歩き、駅からはシャトルバスでホテルに戻って、忙しかった1日が終わりました。歩数計を見ると14000歩!初日からよう歩きました。温泉に入って、さぁ、シュワシュワと冷たいものを頂きましょう。

 

 本日のお時間
ホテル==(タクシー)== 13:30 碓氷峠 -13:35 見晴台 14:00 -14:10 熊野皇太神社 14:35==(赤バス)== 14:50 旧軽井沢

 本日のお風呂      MOMIJI HOT-SPRING
        泉質: 単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
        効能: 筋肉・関節の慢性的な痛み

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