蓬山峡
記念ハイキング

回は幹事さん思い入れの、5周年記念飯盒炊さん。雨が降ろうが槍が降ろうが決行の決意は固く、60%の降水確率でも『山の天気は分からないから・・』と、中止の連絡はなし。案の定、当日は朝から雨で、集合の有馬口駅に着く頃には吹き降りとなり、狭い改札口スペースは他のお客さんも含め、雨宿り人工密度がグッと高くなります。この辺に詳しく、今回の場所も紹介してくれたK2リーダーから、「最悪、高速の下なら雨除けにはなるから、そこでしよか」とのご意見も出ますが、高架の下道路上でご飯を炊くのもねぇ、橋げたの下辺りに固まるブルーシート小屋の前でたまに見る光景ですが、出来れば避けたいものです。

屋根を作るいつまでも雨宿りしていても始まらないので、小止みになった時を見計らって、10:10 駅を出ます。10:50 問題の高架下に来ましたが、まぁ、高速道路は頭上遥か10m程上方を走り、雨除けのな〜んの役にも立ちません。ツェルト持参者が何名か居るので、現地まで行って屋根を張れば良いかということになり、とりあえず先に進みます。山王神社の標識を過ぎ、地道に入ってしばらくすると、川沿いに焚き火跡が点々と見え始めます。11:10 猪ノ鼻滝手前の「水場」の前から河原に降りて、4〜5本の木に囲まれた場所で、お待ち兼ねの飯盒炊さんです。

先ずは屋根作りから。ツェルトを広げて細引きや紐で周囲の木に縛り付けます。正方形の敷布状のものは簡単なのですが、屋根作り、その2立体三角形に設計されたものを、平面状に張るのはなかなか難しい。こっちに通してあっちに通して、ここで結んでとワイワイ言いながら、屋根を設営します。

屋根が出来たら、次は各自のシートを並べて床作り。持ち寄ったストーブ・コッヘル・お皿、そして本日の主役飯盒などの調理道具、お米やレトルトカレー、サラダなどの食材が山積みされていきます。

本当は枝を拾ってきて焚き火でお米を炊く予定でしたが、この雨では火力の調整が難しいので、焚き火はお遊びでるすことに。ご飯はストーブなので飯盒ではなくコッヘルで炊こうという事焚き火の準備になりますが、どうしても飯盒にこだわる幹事さんの為に、一つだけ飯盒で炊くことにします。

お遊びの焚き火の方は、そぼ降る雨の中、元々あった石の囲みを利用して土台作りから始まります。一旦火がつけば後は何とかなるもので、多少湿っていてもその辺に落ちている枝木を乗せても消えることなく煙が上がります。みなさん、なかなか器用ですねぇ。何かあってもサバイバル出来ます。

さて、ごご飯が炊けるのを待つ。飯の方はどうなっているでしょう。無洗米なので水を入れて即火にかけましたが、ブクブクと泡を吹き出しましたよ。飯炊きの極意は昔から、「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子なくとも蓋取るな・・」と言われていますので、火力だけすこ〜し落としてそのまま様子を見ましょう。飯盒の方は蓋がしっかり固定されるタイプなので、まだウンともスンとも言いません。

コッヘルの方はしばらくすると、小さくパリパリという音が聞こえてきます。水分がだいぶ飛んだようです。中の様子を見たいのはヤマヤマですが、ここは我慢でもう少し待ちましょう。その間にカレーも温めます。道頓堀の老舗「はり重」のカレーは温まるにつれ、食欲をそそる香りを周囲に漂わせます。

飯盒の蓋からもようやく泡がもれ始めてきました。ちょっと火を弱カレー番めましょう。おっと、コッヘルからはちょっとおコゲっぽい香ばしい匂いがして来ます。こちらはそろそろ火を止めて蒸らした方が良いですね。もうすぐ出来あがりですから、サラダも盛り合わせましょう。紙のボウルに取り分けて自作のドレッシングをかけます。ご飯も程よく蒸れてきました。お皿にカレーをセットします。さぁ、皆さん、出来ましたよ〜!

と、ここで雨が一段と強くなってきました。置いてあったサラダに焚き火、その2も雨が振りかかり、慌てて中央部へ移動させます。屋根からはみ出て食べていた人も、頭だけ屋根の下に突っ込んで食べ続けます。おコゲ希望者が多く、底のおコゲをこそげ取るようにして、お代わりをよそっている間に、飯盒のご飯もピンと炊き上がりました。蓋が固定されただけあって、コッヘルよりもふっくらとした炊き上がりです。これはもう、思い入れ強い幹事さんに先ずは食して頂きましょう。

さっきの雨も一時的で、カレー2杯目が終わる頃にはまた小止みになってきました。焚き火班はまた火熾しを始めますが、エライもので一旦しっかりついた火は、見事にまた煙を立ち上らせます。結局火は最後まで消えることなく燃え続け、雨で湿ったシャツなどもかざしておくと良く乾きます。ただ、ちょっと煙臭いですけどね。

ツェルトの屋根の前で食後のデザートには柿を、食後のリキュール代わりに阪神の縦じま柄の記念ウィスキーが振舞われ、一段落したら今度は片付けです。川で洗い物は出来ないので、鍋や食器はキッチンペーパーで拭き、そのペーパーは焚き火へ。あらかた片付いたらツェルトの屋根の前で記念写真です。

最後に大変お世話になったツェルトの屋根を撤収します。今日はこの後5周年記念の夕べが神戸であるので、その前にお風呂も行かなくてはなりません。14:00 雨で大騒ぎの飯盒炊さんでしたが、ご飯もカレーも美味しく頂けて大満足の内に、出発します。

有馬口からは三ノ宮に出て、待ってかのように待機していたシャトルバスに乗り、神戸クアハウスへ。時間がたっぷりあるので女性陣は何種類課のお風呂を楽しみ、男性陣は浴室内にあるベンチで裸でお昼寝。贅沢な時間を過ごしたら、記念の夕べの会場へと向います。「記念の夕べ」では、5年の歴史を振り返り、最後に会長であるK1リーダーの、いつものようにありがた〜い言葉で今日1日を締めることにしましょう。

「それぞれの山歩きを楽しんで下さい。時には山を甘く見ていたと思う時もあるでしょう。その際、たまに死んでまう場合もあるので、それだけはないように。これからも元気で楽しく山を歩きましょう!」


 今日のお時間
10:10 神鉄有馬口駅−11:10 猪ノ鼻滝 14:00−15:10 有馬口駅


 今日のお風呂   神戸クアハウス 920円
        泉質:  重曹泉(男性風呂)、硼酸泉(女性風呂)
        効能:  疲労回復、健康増進、神経痛、筋肉痛、関節痛など色々



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