新緑とワイン 蒜山高原

やくも今年の夏の特別例会は、ちょっと早めに新緑の蒜山高原を歩きます。前回蒜山を歩いたのは2004年の5月、やはり新緑の頃でした。この時は前日に櫃が山でブナの原生林を歩き、翌日は蒜山三山の縦走という行程でしたが、あれから19年、もうそんな体力はありません。今回は蒜山三山でも一番標高の低い下蒜山だけを往復し、後は牧場やワイナリーを巡る高原の休日を楽しみます。

ここの所、なぜか週末になると天気が崩れる予報で、しかも天気予報をチェックする度にお天気マークや降水確率がコロコロ変わります。結局確かなことは歩く直前にしか分からないという、もうお手上げ状態です。まぁ、今回は高原遊びがメインなので、とりあえず行ってしまえ・・と半ばヤケくそ気分で大阪を出発します。岡山まで新幹線で行き、岡山からは伯備線の特急「やくも」に乗換です。この「やくも」、岡山と米子をつなぐ電車ですが、途中に倉敷があるのでけっこう外国人観光客が多いです。大きなスーツケースと持った乗客が乗り込んできますが、倉敷を過ぎると車内も空いてきました。

休暇村空いてきたところで、さっき岡山駅で買ったお弁当を広げます。因みに倉敷から2つ目の備中高梁はある映画ファンにはとても有名な場所です。その映画とは寅さん!寅次郎の可愛い妹、さくらのご主人、博さんの実家がこの備中高梁にあるという設定なので、何回か撮影が行われたようです。また、高梁市のシンボル、備中松山城は雲海でも有名で、兵庫の竹田城と並んで「天空の城」と呼ばれているそうな。

備中高梁から1時間弱で、目的の根雨駅に到着です。駅にはお宿からの送迎バスが来るはず・・。あ、来た来たと横付けされたバスに乗り込むと、あれ、見た顔がちょこんと座っています。大阪から高速バスでやって来たメンバーです。江府ICの到着時間があまり違わないので、1台の車でグルっと回って来たのでしょう。これで無事全員揃いました。それでは、お宿へ参りましょう。

14:30 蒜山高原のお宿に到着。聞けば今晩は夕食後ホタルの鑑賞会があるとの事。早速申し込みます。とりあえず部屋に荷物を置いたら、気持ちの良いテラスで広々とした周囲の眺めを堪能します。その後場所をラウンジに移し、夏以降の例会の場所決めのミーティングです。そうこうしている内に、お夕飯の時間になりました。数々のお料理が並ぶビュッフェは、何を食べようか迷いますねぇ。ただ、ホタル観賞会のバスが7時半出発なので、そうゆっくりしてられ蒜山高原ません。後ろ髪惹かれるお料理は明日食べましょう。

19:30、飲み物と念のための防寒着をもって、お迎えのバスに乗り込みます。今夜のホタル観賞会の場所は、お隣鳥取県江府町のせせらぎ公園です。といっても、バスで30分くらいでしょうか。ホタル観賞の為、灯りはまったくありません。暗闇の中最初の階段までドライバーさんのかざすスマホの光を頼りに歩きますが、あとは漆黒の闇の中せせらぎの音を辿って奥へと進みます。目が慣れると、まぁ、結構人が多いですねぇ。 

せせらぎ公園はビオトーブとして湿原(暗くて良く見えませんが多分)が整備され、ゲンジボタル、ヘイケボタルが生息しかつ保護されている場所です。水面から樹々の合間を、せせらぎの音をバックに大きな光やちいさな 光が点滅しながら飛び交う様は、何か「源氏物語」の一部が再現されているような優雅さです。この暗さ、更にホタルを驚かせないようフラッシュ禁止なので、この優雅さを画として残せないのが残念ですが、しっかり記憶に残しておきましょう。

21時頃お宿に戻って来ますが、相変わらず不安定な天気予報にはやきもき。明日の登山口までの送迎バスはどうしますか?とお宿より決断を迫られますが、一か八かで送迎とお弁当の予約を入れます。さぁ、どうなるでしょうか?

 本日のお時間
新大阪 9:59 -(ひかり)- 11:06 岡山 12:05 -(やくも)- 13:54 根雨 -(送迎バス)-14:30 休暇村
19:30 休暇村 -20:00 せせらぎ公園(ホタル観賞) 20:30 -21:00 休暇村

 本日のお風呂    休暇村 蒜山高原
         泉質 : 天然ラドン温泉(単純弱放射能泉)
         効能 : 関節痛、筋肉痛、神経痛、打ち身、疲労回復

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