次々と届く欠席通知は当日の朝まで続き、結局京都駅から電車に乗ったのは、わずか3名。集合駅である亀岡まで、あと1名が来てるかどうか、ドキドキの道中です。駅に着き恐る恐る改札を見ると、アーッ!居たぁ〜、最後の1名が。ヤレヤレ、ほんなら4人で行きましょか。
9:40 駅前からタクシーに乗ります。ん?雲行きが小雨から小雪へと、段々怪しくなって来ました。どうする〜、行く〜?と悩みますが、とりあえず行ってみましょう。本来は赤熊のバス停辺りで下車なのですが、そこは例によって「やまゆ会」の得意技、運転手さん、行けるとこまで行ってちょーだい。そうこうする内に少し明るくなってきました。道は鹿止めフェンスに突き当たり、ここで下車です。
10:10 たまたま大学のえらい教授様の別荘を建てていた大工の棟梁から、早朝は4〜5cmの積雪があったと聞きながら、身支度を整え出発です。10:20 気持ちの良い林道を進むと、可愛いい地蔵尊があります。ここでちょっと止まって衣服の調整です。
10:33 ゴロゴロ石の歩きにくい山道を行くと、2本筋の滝が見えます。これが「音羽の滝」かなぁと見やり、せせらぎを聞きながら登りづらい道がずっと続きます。2つ目の滝が見え、ありゃ?と思いつつ先に進むこと約10分、3つ目の滝が現れました。これが正真正銘「音羽の滝」です。水量も多く見応えのある立派な滝ですが、下りて見てみようという者は1人もおらず。高みの見物をしながら、しばし休憩です。
しばらく登っていると、エッ、何?又、雪がチラホラ・・と言う間もなく、何?!吹雪から猛吹雪へとなり、横なぐりの雪でたちまち周囲は真っ白け。大慌てで雨具を引っ張り出しますが、その間にも身体もリュックも真っ白になります。ほんの5分も登らないうちに、「これは危険」と感じるホワイトアウト状態で、ゴロゴロ石の足元も見えません。これはヤバイです。こんなひどい時に何も山登りせんでも・・という事で「勇気ある撤退」に即決!
引き返すにも、石と落ち葉と雪で滑るわ、引っかかるわで足元こわいよ〜。たった4人で心細く、情けな〜い私たち。11:35 必死の形相で地蔵尊まで戻って来ます。皆さん、ご無事で良かった良かった。
ほっとしたらお腹が空いて来ました。ランチの場所を探してると、何?今度は木漏れ日の良い天気。さっきの悪天候はどこへ行きはったん?11:45 ちょいと開けたエエ場所でランチ&コーヒーです。今日はまだ早いし、夕方までゆっくりしようと思ってましたが、寒くて寒くて長居も出来ず、朝通った建てかけ中の別荘辺りで記念写真を撮ったら帰りましょう。
12:40 赤熊バス停に到着。ところが、次のバスはなんと、15:05発。通りすがりのお兄さんに聞けば園部の市街地まで車で10分くらいと聞き、ほんなら歩こかと思ったのが大きな間違い。あらぬ方向に歩き出し、途中又もや吹雪に見舞われ、完全に道迷い状態となります。最後の切り札、タクシーを呼ぶ事にし待つこと10分。思惑と全然違う方向からタクシー登場。やっぱりルートミスやったんや。
13:45 園部駅に到着。駅上の喫茶店の熱いコーヒーで温まって本日の山歩きはお終い。山でも里でも吹雪に見舞われた半泣きの半国山(但し、途中まで)でした。
今日のお時間
10:10 赤熊バス停付近 − 10:20 地蔵尊 − 10:40 音羽の滝 −10:45 猛吹雪→撤退 −11:35 地蔵尊
今日のお風呂 四条烏丸 「錦湯」 410円
効能: 生き返る