甲賀の名山
飯道山

先週の半ばはまだ4月なのに初夏を思わせるような陽気で、ちょっと歩いても汗ばむほどでした。週末をひかえた金曜日には雨が降って気温も下がり、え〜っ、週末のお天気はどうなるの??と心配しましたが、本日は風がちょっと冷たいけれど、朝からピカピカのお天気!好い山歩き日和の1日のスタートです。

目的の飯道山今日のお山は甲賀の名山「飯道山」。メシミチヤマではありません。イイミチヤマでもありません。ハンドウザンと読みます。このお山の歴史は古く、奈良時代に山岳寺院として、飯道寺が開かれ、中世以降は修験道の山として全国に知られた霊山です。ガイドブックにも、周辺史跡が多いことから家族で楽しめる・・とありますが、集合駅のJR草津線貴生川駅前で、「さぁ、今日はファミリーコースのハイキングです!」とのリーダーのご挨拶にも、メンバー一同「ほんとですか〜?」と半信半疑。前回も確か「短い距離なのでのんびり・・」との解説にもかかわらず、実は14`のみっちりハイクだったし。山歩き仙人の「ちょっとハイキング程度」に凡人メンバーは何度騙されたことか?!

飯道寺さて、駅前で軽く準備体操をしたあと予定通り、9:40 駅から西方向へ向かいます。車道の道端には、ハルジオン、ナズナ、カラスノエンドウ、黄色のタンポポ、シロバナのタンポポなどの懐かしい雑草たちが、それぞれに春の陽射しを楽しんでいるように咲いています。

この水口町にある総社神社の麦酒は、日本ビールの元祖として有名とのこと。道中に酒蔵らしき建物を利用したような地ビールのビアレストランがありました。「ここへ降りて来たらあそこで一杯♪」と思わず下山後の冷たいビールを思い浮かべてしまいますが、今日は信楽の宮町登山口の方へ下山する予定。う〜ん、残念!

10:10 またまた予定通りに、隣同士仲良く並んでいる日吉神木漏れ日の登り社と飯道寺に到着。ここの境内には八重桜、ぼたんに芍薬が華やかに春の盛りを告げてくれていますが、ここで一呼吸おいて、山道へと入って行きます。

ちょっとひんやりする杉木立の足元には、まむし草、ウラシマ草、猫目草、チゴユリ、紫や黄色のケマン草、そして色々な色のスミレたちがひっそりと咲いていました。山野草にめっぽう詳しいメンバーが、まむし草とウラシマ草は形は似ているけれど、ウラシマ草はちょっと茶色で、花に縞の模様があって、先の方がすうっと伸びているでしょう・・と教えて下さいます。

木漏れ日の中の登り登りの道に風がさわやかに渡っていきます。せせらぎの音にうぐいすの声や蛙の声も聞こえます。山もまさに春まっさかり。日当たりの良い斜面にワラビを発見!ぜんまいも見つけることが出来ました。ぜんまいの若芽の緑色は、和菓子のように鮮やか。いやいや和菓子の方が春の自然の色の鮮やかさを真似ているのですよね。ワラビやぜんまいと一緒にスカンポの収穫もありました。

11:00 飯道山休憩所でしばし休憩。さっきのスカンポを少しず貴生川方面、鈴鹿の山々つ味見してみましょう。ちょっとすっぱくてこれが春の味なのかな。

このあと岩のゴロゴロした左羅坂を登って行きます。11:30 杖の権現茶屋にて休憩。後500mで山頂です。この後急な斜面を一気に登って行くと、さっきまでいた駅の方が遥かに見渡せる眺望が広がっています。山頂の更なる眺望を期待して足を進め、12:00 山頂到着です。

飯道山山頂ここには2等三角点があり、近江富士といわれる三上山、琵琶湖と比良連峰、鈴鹿の山々を望むことが出来ます。今日は空気が冷たく、風も吹いているせいか、春にしてはくっきりとした眺めを楽しむことが出来ました。眺めを楽しみながらの昼食をとり、信楽側へ下って行きます。

13:00 飯道神社到着。ここには飯道寺もありましたが、明治維新の神仏分離で解体し、今では石垣だけが残っています。ここからつづ山頂からの下りら折の階段を下って、宮口登山口へと出ます。この後は車道を紫香楽宮跡へと向かいます。

途中、ガラガラの車道の真上に立派な高架の高速道路を作っている現場に出くわします。こんなに通行量の少ないのどかな所にこんなに立派な高速道路が必要なんでしょうかね〜?自然破壊反対!

14:30 紫香楽宮跡を見学。しばし遠い奈良時代にあったという都を偲びます。14:50 信楽鉄道紫香楽宮駅到着。さぁ、ここでお疲れ様の一杯!といきたいところですが、無人の駅前にはお店に一軒もありません。というわけで、信楽焼き見学も兼ねて、貴生川とは逆方向の信楽へ向かうことになりました。

紫香楽宮跡女性陣はとりあえず、信楽焼きのお店を覗いてから、ちょっと休憩ということで、駅前のお店へ。あらら、そこでは既に男性陣が宴会中。

女性陣もビールと湯葉豆腐、おそばを注文します。おしゃれな創りのお店なのですが、おつまみを入れてある器もちょっとしゃれた信楽焼きで、なかなか味があります。ビールの泡も細かく紫香楽宮跡その2、飲み始めても消えないのはさすが!最後まで美味しく頂けて、おそばも手打ちでお味も上々と、一同すっかりこのお店がお気に入り。♪

春を満喫した山歩きに加え、思いがけずステキなお店でのお疲れ様ビールを楽しめることができて、ごきげんな一日が終わりました。








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