カキツバタと
箱館山

昨日は中止の電話がなかったけれど大丈夫なんやろか〜と思いつつ、雨の中茨木駅に集合です。バスに乗り込んでもいまだ半信半疑のメンバーを乗せて、8:00 出発です。8:45 山科駅でお待ちの2名を拾って湖西道路へと入ります。雨はますます本降りになり、窓を叩く雨音も強くなって来ます。道路もスリップするのか僅かな距離を置いて事故車2台を目撃。1台は新しそうなポルシェで、前の部分がグシャリと潰れています。まぁ、もったいない。9:35 いつも利用させてもらっている湖畔の白鬚神社で、トイレ休憩です。外に出ると雨はポツポツ程度で、このままもってくれると良いのですが、そこは山のお天気、着いてみないと分かりません。

霧の平池今津町に入ると「ビラデスト今津」の看板が誘導してくれます。山道では直前にならないとカーブが見えないくらい霧が濃くなって来ます。それでもバスはぐんぐんと走り、10:25「家族旅行村ビラデスト今津」の関所、もとい入口で入村料お一人様300円を支払って、先ずはカキツバタの群生地、「平池」へと参りましょう。

雨は霧雨となり、平池は白いガスに覆われてせっかくのカキツバタもぼんやりとしか見えません。よ〜く目を凝らせば、紫のカキツバタが奥の方まで咲き誇っている様です。本来なら1万本といわれる群生地なので、霧がなければさぞや見事な景色なのに残念。写真愛好家達がカメラにタオルをかけて、霧が晴れる一瞬のシャッターチャンスを狙っています。むしろこういうお天カキツバタの群生気の方が、サーっと霧が晴れた瞬間に良い写真が撮れるそうな。

それにしてもこの真新しい青竹の柵は、ずいぶんとカキツバタから離れた所に立てられていますねぇ。カメラのグループの方達みたいに望遠レンズがあれば良いのですが、普通のデジカメではどうしてもお花が小さくなっています。柵の内側に湿地帯へと延びる朽ちた木道の名残があり、そのにある注意書をみると、写真を撮る為に勝手に湿地帯に入ったり、ひどいのは採取したりする人がいるので、こんな遠くに柵を立てざるを得なかったようです。周囲は白いは、お花は小さくしか撮れないは、、で何とかお花が見られるような写真作りに奮闘した、カメラマンの渾身の1枚をご覧下さい。

モリアオガエルの卵?頻りにカエルの大合唱が聞こえますが、ここに生息するモリアオガエルでしょうか。解説板にあるモリアオガエルの卵と同じようなものが、木にぶら下がっています。自然観察しながらしばらく、霧が晴れるのを待ってみましたが、そう簡単には晴れそうにもないので、箱館山へ向いましょう。

10:45 バスに戻りザックをピックアップして登山口へと車道を歩きます。5分程歩くと左手ガードレールの間に登山口があります。平池から箱館山へはA・B・Cの3コースがありますが、ここはA・Bコースの入口になります。事前の打合せでは、AかBかお天気を見ながらその場で決めようということになっていましたが、案内板にはAは緩やかな登り、Bは急な登りと書いてあります。

処女湖さぁ、Aコース・Bコース、運命の別れ道! 地図を見るとAは谷沿い、Bは尾根道のようです。お天気が良ければ尾根道も眺めが良いのでしょうが、こうもガスが濃いとどうせ上がっても真っ白けのけで何も見えないだろうし、今日は谷沿いのAコースを行くことにしましょう。

霧に浮かぶ神秘的な処女湖の末端を右手に見ながら途中まではA・Bコースとも同じ道ですが、11:00 山中に入ってコースの分岐を通過。Aコースの標識に従って左手谷沿いに進みます。雨は細く降っていますが、樹林帯の中なので直接当たる感じではありません。最初は傘をさしていましたが、その内1人2人とたたんで手に持って歩きます。時折風に揺れた枝葉から滴がボタボタマノミズキタっと落ちて来ますが、まっ、いっか。

何度か小川を渡り、案内どおり緩やかに登って行きます。両脇には白いウツギや紅いタニウツギの他に、葉の上に乗るように白い花が咲いている木が多く見られます。ズミじゃない?ヤマボウシ?いやタムシバ??といくつかお花の名前が挙がるのですが、コレといった決め手もなく、ただただワァ〜きれい!と眺めるばかり。

そういえば平池にあった似たような花を持つ木には、「クマノミズキ」とプレートが掛かってたので、ミズキの一種もあるのでしょう

秘密の花園相変わらず霧のかかる樹林帯ですが、足元に注意しながら何度目かの渡渉をして目に飛び込んできたのは、白い花と濃いピンクの饗宴です。薄もやの中で、まるで秘密の花園を見つけた気分で思わず、わぁ〜っという声が上がります。

誰か腕の良い庭師がこっそり造ったんじゃないかと思うほど、様々な白い花を咲かせる木々に囲まれた、1本のミツバツツジがアクセントとなって、この花園をよりいっそう華やかにしているようですね。

花の前を通過まだ休憩する程の時間が経ってないので、ここは鑑賞しながらゆっくり歩いて通過です。11:30 ちょっと坂がキツくなった所で、そろそろ休憩。本日はK2リーダーがお休みの為、坂の途中でも休み放題、ラッキー!さっき見たお花の話しにここでも(別の)花が咲きます。

坂を登りきると何やらガスの中でも、ひろ〜い場所と分かる所に出て来ました。11:40 箱館山スキー場に到着です。スキー場への出口には、これはハッキリとヤマボウシと分かる白い花と、そして同じくたくさんの小さな花が下を向いて咲いているエゴノキが並んでお出迎えです。

お昼に手頃な場所がないかゴンドラの駅に向いつつキョロキョロしていると、すぐ横に何やら建物があるじゃないですか。ほん山頂レストラン前でとに霧の中というのは、すぐ側まで来ないと分かりません。近付くとスキースクールの受付や救護小屋、それにレストラン棟のようですが、人気はありません。さすがに夏場は開けてませんよね〜、諦めましょう。道から外れて建物の側をウロウロしていたお陰で、ゴンドラ駅の方角が分からなくなってしまいます。と、真っ白な中からかすかにウィ〜ンというモーターの音というかゴンドラのロープが回る音が聞こえてきます。その方角に向って歩くと、なんと、これまたすぐ目の前にゴンドラ駅がありました!

駅のお兄さんにトイレの場所を聞くと、あっちと指を差す方向には営業中の山頂レストランが・・。持ち込みOKという事で、熱いお蕎麦にお弁当と豪華なお昼です。もちろん、いつものワインで先ず乾杯。広いレストランを貸し切りでゆっくりとランチタイムを過ごします。そうそう、トイレはペーパーはもちろん何と暖房便座も付いていて快適やわ〜。

1時間ほど過ごしたら、今日のお風呂へと向いましょう。箱館山の一等三角点はここから600m程歩かないといけないのですが、この真っ白の中でまた道に迷ったら困るし、今日はこの山頂レストラン前で記念写真です。ゴンドラはあっというまにバスの待つ駐車場に到着です。13:30 え〜、まだこんな時間?!と驚くメンバーを乗せて、バスはお風呂へ一直線。歩行時間は短かったですが、小川のマイナスイオンをたっぶりと浴び、ミストサウナ状態の霧雨の中、お花のアロマを胸一杯吸い込みながらの、贅沢な癒しのエステ山行でした。


 今日のお時間
10:30 平池 10:45−10:50 登山口−(休憩1回)−11:40 箱館山スキー場


 今日のお風呂   マキノ高原温泉 「さらさ」  600円
       泉質: アルカリ性単純温泉
       効能: 冷え性、慢性消化器病 



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