今年の春の特別例会は、普段日帰りでは忙しい山を、温泉につかってゆっくり登ろう!をコンセプトに、いくつか物色した中で白羽の矢が立った、御在所岳です。コンセプト通り、湯の山温泉駅に超ゆっくりの13:00集合。日帰りでは考えられない時間です。送迎バスで一旦お宿に向かい荷物を置いたら、明日の下見も兼ねてロープウェイで御在所岳へ上がります。本当は蒼滝めぐりをしたかったのですが、一昨年の集中豪雨で橋が流され行けないという事で、残念ですが諦めます。宿泊者割引で往復600円も安くなるお得なチケットおフロントで買って、出発です。
13:30 近道を通ってロープウェイ乗り場へ。深い谷の上をゴンドラで空中散歩ですが、高所恐怖症の方にはちょっと刺激が強すぎなのか、一番深そうな谷の上では、見ない見ないと必死に目をそらしている人も。厳しい岩壁の岩肌に濃いピンクのアカヤシオと新緑の組み合わせが、一幅の絵のようです。こちらはキレイ〜!と声を上げて見入ります。
明日歩く中道登山道の尾根道や、岩陵の崖の端っこに座り一服している人の姿や、そこへ向かおうと岩壁に取り付いている人の姿が、窓から見えます。え〜、わたしら、明日あんなとこ歩けるんやろか〜。
そうこうしている内にケーブル山上駅に到着です。ここから御在所岳山頂まで約1kmの道のりです。すり鉢状のスキー場を一旦下り、また登り返します。山頂下の斜面にはタテヤマリンドウがあちこちに群生していますが、あまりにも真ん中なので、中には踏み潰されている花も・・。踏まれないように目印にと小石を置いてみますが、そうするとそこら中小石だらけになってしまうほど、たくさん咲いています。
お花を避けて歩きながら登りつめ、14:10 御在所岳山頂に到着です。ここの一等三角点は鎖に囲まれて直接触れません。三角点と山頂の標識をバックに記念写真です。向こう側には琵琶湖が見える望湖台があるので、行ってみましょう。大きな岩が重なる望湖台に立ってみますが、残念ながら春霞で何も見えません。大岩の上を歩き回って風景を楽しんだら引き返し、ロープウェイに戻る途中のベンチでおやつワインのお時間です。
いつもの赤ワインに富良野から取り寄せたベーコンがまた合うんですねぇ。他にもドライフルーツやドライ栗?など、ちょっと不思議なナッツも出てきます。アカヤシオに囲まれながら優雅なワインタイムを過ごします。でも、今日はとりあえず下見ですから、あまり好い気になって呑まず、1本で切り上げます。
再びロープウェイで下って楽チン登山は終了。今日でお帰りのメンバーをバス停までお見送りしたら、夕食まで時間があるのでお宿近くの三岳寺へ寄ってみましょう。何やら縁結びのお寺として有名らしく、絵馬を見ても恋愛成就のお願いばかり。まっ、ここまで来たらもう惚れたはれたはもうエエわ〜と、特に念入りにお参りすることもなく、さらっと流してお宿に帰ります。
温泉につかり、夕食後は真面目に夏の特別例会の打ち合わせをして、今日は早くやすむ事にしましょう。
今日のお時間
13:15 宿 − 13:30 ロープウェイ駅 − 14:00 御在所岳山頂〜望湖台 14:30 − 15:50 ロープウェイ駅 −16:20 三岳寺
今日のお風呂 湯の山温泉 「寿亭」
泉質: 単純弱放射能温泉
効能: 痛風、動脈硬化症、高血圧、慢性皮膚炎、神経痛、筋肉痛、etc