本日の行先はゴロゴロ岳です。思えば2年前、鷲林寺から観音山を経てゴロゴロ岳へ行くはずだったのに、急遽行先を奥池に変更した上になぜか観音山から鷲林寺に戻ってしまい、そのリベンジで今年の夏に苦楽園尾根で行くはずだったのが、真夏日の陽射しの下住宅街で迷い、体力・気力尽き果て、ゴロゴロ岳どころか登山口にすら辿り着けず…。
そして、今回満を持しての「目指せ!ゴロゴロ岳」3回目です。ルートは夏に行けなかった苦楽園尾根から上がって奥池へ下りる道を選びます。10:00 夙川駅に集合。前回は登山口までの歩きで体力を使ってしまったことを踏まえ、タクシーで登山口のある黒河古文化研究所まで上がります。思ったより急な坂の連続で、タクシーで来て良かったわぁ。
10:25 見落としそうな古びた階段の登山口から入ります。入るなり結構な坂が続きます。地図を見るとこの先鉄塔までは等高線の幅がとっても狭いので、ちょっと覚悟しとかなあきませんよ。最初は六甲特有の花こう岩砂礫ザラザラの急な登りです。ずるっと滑らない様気を付けて上がりましょう。
11:10 六麓荘への分岐を通過。登山口周辺も豪邸が建ち並ぶ夙川から上がるこの苦楽園尾根、途中で分かれる道は六麓荘へ通じるという、なんともセレブな登山道です。この分岐からは多少等高線も緩めになりますが、今度はゴロゴロした岩の間をよじ登って行きます。15分ほどそんな道を行くと 11:30 鉄塔に出て来ます。急坂はここまで、お疲れさまでした。
眺めを楽しんで一休みしたら、後は平たんな道を歩くこと約10分、11:45 待望のゴロゴロ岳山頂に到着です。山頂と言ってもすぐ横には車道、車道沿いには住宅が並んでいるという、苦労して登った割には拍子抜けする山頂です。
それでも山名の由来となった標高565.6mを刻んだ、記念碑みたいな立派な標識があります。標高が山名になっているのは日本でもここだけなのだとか。残念ながら現在は多くの登山者に踏まれたせいか、0.3m低くなってしまってますが、今さら名前を変えるワケにはいきませんよね。
そろそろお弁当タイムの時間ですが、隣に住宅街では風情もないので奥池まで下りてからお昼にしましょう。ここから奥池までは一旦観音山方面へ行ってから左折するルートと、このまま車道沿いの飯森尾根の道を下るルートと2つあります。距離からいくと飯森尾根の方が短いようなので、今日はこちらを歩いてみましょう。
最初は住宅を左に見ながら平らな道をのんびり歩きます。たまに庭に住民さんが出ていてビックリしますが、アチラは慣れているのか、登山者なんていないかのごとく普通に庭仕事に励んでおられます。
そのうち、道は住宅街から離れ笹が生い茂ってきます。地図によっては「笹の道」と書かれているこの道を通り抜けると、足元がザラザラの砂礫状になってきました。急な下りでは滑らない様慎重に歩きましょう。再び左手にフェンスが見え隠れし始める頃、まぁ、半端ない急坂が出て来ました。フェンスにつかまりカニの横ばい状態で下りて行きます。写真を見ても、先が見えないほど落ち込んでいて、どれだけ急かお分かり頂けますでしょうか? フェンスがあって良かった!
急坂に奮闘して下りること15分、観音山方面からの道と合流します。こちらの道はなだらかそうで、こっちの方が遠回りとはいえ楽だったかもしれません。次はこの道も歩いてみましょう。さてさて、ここまで来たら奥池まであとわずか。10分も歩かないうちに奥池の一端に出て来ました。はぁ、やれやれ、さっきの下りで一気にお腹も空いてきました。さぁ、お昼にしましょう。
今日はこの後恒例忘年会ですが、こういうご時世なので(このフレーズを何回使っていることやら)、他のお客さんと一緒にならない様16:30~の予約です。おかげでほぼ貸し切り状態で時間も2時間と決め、いつもならこれから飲みに行こうかという時間にはお開きです。来年は時間を気にせずゆっくりと反省会ができる山歩きが出来ますように。
皆さま、良いお年を!
本日のお時間
10:25 苦楽園登山口 -11:15 六麓荘分岐 -11:30 鉄塔 -11:45 ゴロゴロ岳 11:55 -12:30 奥池
本日のお風呂 なし