年も明け2024年が始まりました。振り返れば山歩きを初めて約30年。メンバーも齢を重ね平均年齢も後期高齢者に近づいております。例年年明け第1回目は干支にちなんだ山を歩いていますが、今年の干支、辰(龍)の名を持つ山はあれど、体力的に選択肢が年々少なくなってきます。
ここまで来たら安全第一。山名にこだわらず、何かしらこじつけられる物があればそれで良しという事で、辰・龍にまつわる何かを探していると、あの伏見稲荷に狛犬ならぬ狛龍がいる神社があるとの情報が・・。調べると、「神宝(かんだから)神社」といって、千本鳥居の途中から参道が出ているとの事なので、本日はこの神宝神社で恒例安全祈願をお願いしましょう。その後は稲荷山へは行かず、境内から出ている「竹の下道」を歩いて深草トレイルに合流し、京阪の藤森駅へ下りるコースを歩きます。坂道はほぼありまへん、ええこっちゃ。
という事で、午後1時半に京阪の伏見稲荷駅に集合です。なぜこんなに遅いかというと、神宝神社の宮司さんは大学の講師でもあり、今日は授業の関係で午後しかご祈祷が出来ないから・・というのが表向きの理由。裏の理由としては、新年会の時間調整ですね。大体居酒屋さんというのは5時半ごろからの開店なので。
13:30 JR稲荷駅から来たメンバーとも無事合流して伏見大社へ向かいます。参道の人混みを抜けて 13:50 伏見稲荷大社に到着です。本殿でささっとお参りしたら千本鳥居へ進みましょう。鳥居の中の階段をあがること10分、神宝神社への分岐が右手に出て来ました。殆どの人がそのまま千本鳥居を上がって行く中、神宝神社への階段を上がるとそこはすっかり山道となっています。5分程歩いて 14:05 神宝神社に到着です。宮司さんも2時頃にはいらっしゃるという事で、社務所で安全祈願の申し込みをします。
宮司さんも既にいらっしゃていたらしく、申し込み後すぐに準備が整い、安全祈願をして頂きます。全員で今年も怪我無く楽しい山歩きが出来ることをお祈りして、安全祈願は終了です。お下がりを頂いたら先に進みましょう。
境内はいくつかのお社があるのですが、その内の一つ、磐境(いわさか)さまと呼ばれるお社は祀られているのがなんとタケノコ! 竹取物語の発祥地とも言われているこのお社の前にある鳥居は竹製です。メンバーの1人がたまたまこの鳥居が新しくなったという新聞記事を見つけて、事前に配ってくれました。青竹が瑞々しい鳥居の上には、これまた竹製の登り龍が鎮座しております。拝みましょう。
本殿の狛龍にもお詣りしたら、14:50 休憩所の脇から「竹の下道」に入ります。文字通り竹林の中を行く道で、途中弘法の滝を経て深草トレイルに合流します。深草トレイルと京都トレイルが同じ道を行くため、途中の標識も共有となっていますね。今日は手元に深草トレイルのマップがあるので、深草トレイルの方の番号を目安に歩きます。途中いくつかの滝への分岐がありますが、5時に新年会を予定しているので、どこにも寄らずこのまま藤森駅へ向かいます。
15:15 白菊の滝への分岐を通過すると、10分ほどで観光トイレが出て来ました。神宝神社から藤森駅まで約2時間ほどの距離ですが、途中に誰でも使えるトイレがあるのは非常にありがたい。特に冬の日は冷えますからねぇ。トイレ横に広めのスペースがあるのでササっとお湯を沸かし、熱いコーヒーにちょっとウィスキーを垂らして冷えた身体を温めましょう。トイレはきれいにお掃除されていますが、なぜかやけに広い・・。お着替えも出来ますよという事でしょうか。
コーヒーを頂き、広いトイレも有難く使わせて頂いたら 15:50 出発です。車道を延々と歩くこと30分、藤森駅に到着しました。終わってみれば時間的にも距離的にも丁度良いあんばいの今日のコース。今年はこの調子でゆるゆると歩いて行きましょう。
本日のお時間
伏見稲荷駅 13:30 -13:50 伏見稲荷大社 -14:05 神宝神社 14:50 -15:25 観光トイレ 15:50 -16:30 藤森駅
本日のお風呂 なし