岳沢小屋で カレーを食す

昔は槍だの穂高だのブイブイ言わせてた山歩きの会ですが、寄る年波には勝てず大人しく平地を歩く会となっている今日この頃。せめて途中まででも行けないか・・という事で、2~3時間程度で行けて、更に名物料理がある山小屋をめぐる企画をたててみました。今日はその下見を兼ねての山歩きです。

記念すべき1回目は、思い出深い岳沢小屋。思い起こすこと22年前、前穂高登山で宿泊して思いがけずテレビ出演してしまった小屋です。当時は岳沢ヒュッテという名でしたが、2006年に雪崩で全壊し、その翌年にはオーナーが死去したため、2008年に一旦廃業。2010年に新しいオーナーの下岳沢小屋として復活しました。テレビのインタビューを受けた当時のテラスも、今やおしゃれな椅子とテーブルが並ぶ岳沢terrace にリニューアルされている様子。22年前の記憶を辿りながら、下見スタ―トです。 (山行日: 2024年6月12日)   例により *マークがある写真はポインターをのせると変わります。

 岳沢湿原
* 8:10 岳沢湿原
丁度ツツジが満開
サーモンピンクに染まっています
 トレイル分岐
8:15 岳沢湿原から
林道を横断して
岳沢トレイル入口へ
 トレイル入口
* 岳沢トレイル登山口(標高1520m)
登山口の標識は10番
1番は小屋見峠(小屋ではありません)
木道 
* 8:44 標識8番 木道(標高1620m)
9番~8番の間は
標識どおりほぼ木道です
 7番
* 9:07 標識7番 風穴(標高1690m)
実際の風穴は
標識よりちょっと先に行った所
 見晴台
9:23 標識6番 見晴台(標高1760m)
ガレ場に出ると
上高地が良く見渡せます
展望所
* 9:37 標識5番 中間地点(標高1830m)
次の4番 西穂展望所からは
 穂高が良く見えます
 ウツギ?
登山道脇を白く飾る
オオカメノキ ?
満開でした
2番 
10:24 標識2番 胸突八丁(標高2030m)
本当に
急坂になります
小屋見峠 
* 10:44 標識1番 小屋見峠(標高2130m)
道中 ここからしか
小屋は見えません
 岳沢
* 10:47 岳沢雪渓
残雪は少なめ
ここを渡ればあと少し
 階段
10:56 岳沢テラスまで40歩
となぜか英語で書かれている
看板
 岳沢小屋
10:58 岳沢小屋(標高2170m)
22年ぶりの再会
当時は岳沢ヒュッテでしたが
 テラス
* 噂の新しい
岳沢 terrace
振り返れば前穂

今日の目的
オリジナル辛口キーマカレー
スパイシーで美味しゅうこざいました
 
12:42 標識4番 西穂展望所
から見る
穂高の稜線
 エンレイソウ
エンレイソウ
夏のお花は
あまり見つけられず・・
 到着
13:54 標識10番 登山口(標高1520m)
戻ってまいりました
これにて、下見任務完了

実はこの日の4日後、小屋のテント場でクマによるテント荒らしがあり、この時は幸い無人でしたがテント内の食材を食べられたのだとか。更にその3日後にはテント内に人が居るのにクマがテントに覆いかぶさって来たという事件があり、7月22日から8月7日までテント場が閉鎖される事態になってました。もしかしたらクマがウロウロしている中を歩いてきたのかと思うとゾゾっとしますが、当日はいたってご機嫌よく歩いていたのでした。知らぬが仏です。

小屋のブログで登山道整備の記事はよく拝見してましたが、お陰様でぬかるみそうな箇所は木道が敷かれ、石がゴロゴロしている個所もなるべく段差が無いように、でも人工的にならないよう整備されていて、ゆっくり歩けば会の皆さんで小屋のカレーが頂けるのではないかなぁと期待できる道でした。現場からは以上です。

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