新春山行
大文字山

いつもだと、新年恒例干支の山となるのですが、今年は兎の山が見つからない!というわけで、兎に因んだ神社で安全祈願をして、2011年最初の山歩きを始める事にします。9:15 ウサギが氏神の使いとされ祀られている京都・岡崎神社に集合です。狛犬の手前に狛兎、拝殿の入口に招き猫ならぬ、招き兎、手水舎にも黒御影の「厄除子授兎」が鎮座して、確かにウサギ神社そのものです。

岡崎神社安全祈願で中に入り待っていると、神主さん登場。ご祈祷前の準備をするのですが、どういう謂われがあるのか、一旦蓆座布団に外を向いて片膝立ちで座り、その後クルっと半周して内側に向き直って次の準備をします。このクルっと半周が実に見事にキッチリ半周で、寸分のズレもありません。これも何かウサギさんと関係あるのでしょうか・・。

華麗な動きを見せる神主さんによるご祈祷も無事終え、お守りを頂いたら大文字山の登山口へと向かいます。10:00 白川通りを北上し、先ずは霊鑑寺を目指します。10:15 霊鑑寺前でちょっと休憩。山門前に「霊鑑寺門跡」とあるので、皇室系のお寺のようです。京都トレイルをしばらく辿ると左側に狭い石段があり、横の電柱に「大文字火床」の手書きの標識がかけられています。10:25 ここで京都トレイルから離れ、大文字山に上がりましょう。

この道は火床へ直登の道だそうで、けっこう急です。坂道を登るに連れ、雑木林の中に雪が多くなってきますが、半分融けて足元はグチャグチャです。ブルーシートに覆われた古い薪の束がポツポツと点在しています。火床は近いようです。10:50 火床が並ぶ山腹に出て来ました。大の火床字のはらいの先辺りで、ここから大の字の頭の部分まで一気に階段を上がります。狭い石段は高校球児やリトルリーグの小学生がトレーニング中。すれ違いも出来ない狭さなので、エッチラオッチラ上がるオジサン・オバサンをやり過ごしては、元気に上がり降りしています。

11:00 火床の中心に到着。「大」の字の3画が交わる部分です。ここからの京都市街の眺めはいつ見ても雄大です。遠くに見える向こう側の一段と高い山は、愛宕山でしょうか。暫く休憩したら山頂まで上がってお昼にしましょう。15分ほど歩くと周囲はすっかり雪景色で、さっきまで普通の市街地だったのに、今や雪山の雰囲気。風で梢から散る雪に陽が当たり、キラキラ光りながら舞い落ちています。

11:35 大文字山頂上に到着です。丁度ベンチが空いたので、ゆっくり座って景色を眺めながらの昼食です。12:30 いつものようにコーヒーで〆たら、出発しましょう。

下りの雪道今日は毘沙門堂経由で山科に下山します。上りに比べればなだらかな斜面です。杉の植林帯の中陽だまりで休憩しますが、ちょっとした風で枝の雪が落ちてきて、ツメタイ!かと言って日陰で休めば寒いし・・。どこで休めばエエねん!道は途中から小川沿いになり、丸太橋を渡ったりして続きます。大文字山入口の道標を過ぎて、13:20 古民家のお蕎麦屋さんの先で、後山階陵への参道入口の道標を見つけます。あれ、後山階陵って通ったっけ?まっ、いっか。(後で調べたら、さっきの大文字分岐の道標の後に、「山科陵跡」の石柱が建ってたらしいです) 

13:30 毘沙門堂前の駐車場に到着。ちょっとトイレを拝借したら山科駅へと向かいます。瀟洒な住宅街を抜けて14:00 山科駅に着きました。この後は、お楽しみ、新年会が続きます。

 今日のお時間
10:00 岡崎神社 −10:15 霊鑑寺 −11:00 大文字火床 −11:35 大文字山 12:30 −13:30 毘沙門堂 −14:00 山科駅

 今日のお風呂       茨木・総持寺近くの銭湯

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