山の一品

カップめん 

山のお楽しみと云えば、山頂で広げるお弁当。
青空の下、愛妻弁当にコンビニ弁当
とりあえずおにぎりでしょ!弁当などなど、色とりどりのお弁当の花が咲きます。

山頂のお弁当

特にこの季節、よく目にするのがカップ麺。
冷たくなってしまうおにぎりとセットにして、断然、人気です。
ラーメン、おうどん・おそばから、
焼きそば、スパゲッティに至るまで何でもありですが、
なぜかカップ麺の元祖、カップヌードルご持参の方は
あまりお見かけしません。


カップ麺

昭和46年(1971年)、カップヌードル第一号が発売され
一躍脚光を浴びたのが
昭和47年2月19日の「あさま山荘事件」。
零下の気温の中、
自衛隊、警察官にひと時の暖をもたらしたのが
カップヌードルでした。
それから30年、様々な種類のカップ麺が登場しましたが、
「どん兵衛」のきつねとたぬき、「わかめラーメン」、「チキンラーメン」が
どうも我が会の四天王のようです。

ところで、カップ麺をいただく時ちょっと苦労するのが
どうやって3分間、ふたを押さえるか?
みなさんは、どうしてます?


その辺にある適当な石を置いて待つこと3分。
さぁ、出来たと手を伸ばした瞬間、袖が石に触れて
カップごとバシャッ、あ〜、中身が〜〜!なんてことありませんか?

日清食品さんのホームページによると
カップヌードルの底にあるシール
これは使いまわしができるそうで
フィルムを剥がしてお湯を入れたら
フタとカップをこのシールで止められるそうな。
ふ〜む、元祖はよく考えていますねぇ。

でも調べてみたら
他のカップ麺にはそのようなシールは付いてないようです。
さて、どうしましょう・・・
必要は発明の母。
こういう手を考えた人がいるんですねぇ。

お弁当用にほとんどの方は割り箸をお持ちです。
で、この割り箸を割らずに、先を少し広げ気味にして
フタとカップの縁を挟みます。
根元がまだくっついているので、バネの要領で、
しっかりと挟んでくれます。

ただ、ミニカップの場合、縁の幅が狭いので、
ちょっと難しいですが、まぁ、お試しください。


毎度毎度、おつゆ代わりにカップ麺だけでは味気ない
という向きには、
インスタント餅を入れたり、麺だけ先に頂いて、
残ったおつゆに冷えて固くなったおにぎりを入れ
ちょっと変わったお茶漬け(雑炊?)
何ていうのはいかがでしょうか。


ワンタン麺と思ったら、単なるワンタンスープで
主食が何かないかな〜と
たまたま回ってきた茹でソーメンを入れてみたら
これがイケて眼からうろこの大発見!な方もおりました。

アイデア次第で調理せずとも色々なお味が楽しめます。


そして食べ終わった後
レジ袋に入れたとしても、お汁気が残ってるだけに
ザックの中にしまうのはちょっと心配だし
食べる前はお弁当と思って中に入れてくるけれど、
食べ終わってしまうと、ただの場所取りゴミをザックの中に入れるのはなぁ〜と
ザックの後ろにぶらぶら・・という方も多いのでは。

最近のティッシュ箱のように、点線どおりに折るとあら不思議、
きれい折りたためてかさばりません
なんていうカップ麺があると、便利ですね。






まだまだ温かい麺類が恋しい季節。
カップ麺を楽しみましょう!
そしてくれぐれも
お箸を忘れずに

(注:わたくしはカップ麺やの回し者ではありましぇ〜ん)

         

Photo: S. Izumi
画: kozue


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