今年の春の特別例会は、愛知県の最高峰 茶臼山を目指します。標高1416mという立派な高さを誇りますが、登山口の茶臼山高原は1240m、標高差176mで最高峰に達してしまうという、やまゆ会ならではのユル~イ山歩きです。
新幹線豊橋駅から、沿線の秘境駅で有名な飯山線に乗り換えます。単線なので途中駅で上下線の待ち合わせをしながら、最寄駅の東栄までのんびり電車の旅です。東栄で予約していたタクシーに乗り、13:40 ようやく茶臼山高原のお宿に到着です。一息入れたらおやつと飲み物を持って、萩太郎山へお散歩です。
冬はスキー、初夏は一面の芝桜で賑わう萩太郎山ですが、芝桜は1週間早かったようでまだ養生の真っ最中、残念でした。スキー場のためリフトも動いていますが、「ウチは山歩きの会ですよ、歩かなくてどうするんですか」と檄を飛ばしつつ、自分はリフトに乗るという腰痛持ちのメンバーの言葉で、スキー場のゲレンデをえっちらおっちら上がります。
毎回言いますが、ゲレンデというのは滑り降りるもので、歩いて上がる所ではありまへん。少しでも足に楽にとジグザグに歩いて14:30 萩太郎山頂上に到着です。リフト利用メンバーも乗る前に一服してたようで、ほぼ同時に到着。山頂からは遠くに南アルプスから中央アルプスの山並みが望めます。
爽やかな薫風をうけながら、ワインとおつまみでのおやつタイム。30分でお宿に帰れる距離なので、心置きなくワインを頂きます。ゆっくりしたら又歩いて下り、今日はこれでオシマイ。お風呂に入り美味しい食事をして、明日の最高峰に備えます。まっ、標高差は170mちょっとですが。
翌日もイイお天気。大きな荷物はお宿に預け身軽になって、8:30 宿の裏手にある登山口から出発です。この宿では日帰り入浴をしてない為、近くの温泉に送ってくれるのですが、出発時間が11時と決められているので、この時間には絶対戻らないといけません。と言っても、最短距離の周遊で2時間もかからないコースです。焦らずゆっくり歩きましょう。
休暇村登山ルートからささやきの小路を通ります。ヤマザクラがまだ花を残しというより、これからが満開のようで、今年は桜にツイてるわぁ~と話しながら、なだらかな登山道を行けば、木々の合間から昨日上がった萩太郎山がよく見えます。最後に階段をよっこらしょと登って、9:10 山頂の愛知県側の展望台に到着です。茶臼山は愛知県と長野県にまたがっている為、展望台も各県側にそれぞれあります。
木造の愛知県側展望台からの眺望を堪能したら、次は鉄製の長野県側展望台へ移動。以前歩いた北岳や仙丈岳を見つけては、思い出話に花が咲きます。
それではバスの時間もあるので、宿に戻りましょう。9:30 長野県展望台から下りて行くと、雷岩、雨乞洞、夫婦 を通過します。夫婦 を過ぎてしばらくしたら、先ほど上がってきたささやきの小路と合流するはずですが、な~んか道が見覚えありません。その内お隣の牧場の敷地内と思われる場所に出てきました。地図によると夫婦 が分岐になっているようですが、丁度ここでオオルリを見つけ、枝を飛び回るオオルリを追っていて見落としたのでしょうか。
気付かんかったねぇと言いながら、10:10 宿の前に無事帰還です。預けていた荷物を引き取り、お楽しみの温泉に向かいます。茶臼山高原の職員さんなのに、なぜか前任地の支笏湖を熱く語る運転手さんのお話を聞いている内に、とうえい温泉に到着です。
日除けの編み笠をかぶって、源泉の露天風呂に入れば、あ~、極楽極楽。駅までは路線バスに乗りますが、バスの時間までまだ2時間ほど。食堂で冷えたビールや名物の五平餅を頂いて、これまた極楽極楽。こんな最高峰ならいつでも行きたい山歩きでした。
本日のお時間(茶臼山)
8:30 宿舎 -8:40 登山口 -9:10 茶臼山 9:30 -10:10 宿舎
本日のお風呂 とうえい温泉」「花まつりの湯」 600円
泉質: ナトリウム・カルシウム‐塩化物泉(低張性低温泉)
効能: 関節痛、筋肉痛、リウマチ etc