比良のリフトが2004年に廃業して以来、約10年ぶりの武奈ヶ岳です。比良山系は歩くものの、交通の便を考えるとなかなか行けなかった武奈ヶ岳。今回は唯一バス便のある坊村から西南稜を通るコースです。
朝の堅田駅は同好の士が多く、バス停は長蛇の列。並んでいる間に発見!なんと、冬期を除きイン谷口までバス便が再開されています!1日に3便ですが、今年の7月から運行されているのだとか。知らなかった・・。
こちら坊村行きは最初のバスには乗り切れず、臨時便が出ることになり二手に分かれて乗り込みます。ただ、臨時便はあくまで坊村行き臨時なので、途中のバス停はとまりません。なので、最初のバスを追い抜いて先に坊村に到着です。
バス停にあるトイレに入りながら、最初のバスに乗ったメンバーを待ちます。9:40 予定通り路線バスの坊村行きが着いてようやく全員集合。いつか泊まりに来たいと毎回言いつつも実現できない比良山荘の前を通って、明王院の登山口へと向かいます。手前の御殿山までは2週間ほど前に滑落死亡事故があったコースです。慎重に歩きましょう。
9:45 登山口からいきなり、ほんまに第一歩から急な坂道です。
歩いても歩いても空は見えず、目の前にはいつまでたっても山の斜面が続くのみ。つづら折りの道をだたひたすら登って行きます。休憩を挟んで10:45 冬道との分岐にようやく到着。距離にしてまだまだ3分の1程度ですが、ここからは急坂がないだけでもありがたや。
少し紅葉しはじめた森の中を、道は緩やかに上りながら続きます。最後にまた急な細い道を抜けると、御殿山の小さな山頂広場に到着です。ここでお時間は既に、12:00。目指す武奈ヶ岳は一旦下ってワサビ峠を越えて、西南稜を通った向こう側、と、とおい・・。
ここで食事をしてしまうと、武奈ヶ岳到着は恐らく2時過ぎ。帰りの堅田駅行きバスは15:46発なので、武奈に着いたらゆっくりする間もなく、すっ飛んで帰らないといけません。その次のバスは17:21発の出町柳行き。この時期、既に薄暗くなっています。
さぁ、どうすべぇ〜と地図を取り囲んでまさに鳩首会談をすること、約20分。出た結論は勇気ある撤退!そうと決まれば、ここでゆっくりお弁当タイムです。ランチタイムが終わったら、これまた急坂を慎重に下ります。坊村バス停前に14:50 戻って来ます。近くの喫茶店に入り、道路の向こうに見える昔ながらの茅葺きの古民家(資料館になっているようです)を眺めながら、バスを待ちます。
15:46 バスが来ました。イン谷口へのバス便があることも分かったし、次回はルートを再検討して武奈ヶ岳にもう一度挑戦しましょう!いや、それにしても急過ぎですわぁ、この道・・。
本日のお時間
9:45 明王院登山口 −10:45 冬道分岐 −12:00 御殿山 12:50 −13:20 分岐 −14:50 登山口
本日のお風呂 なし