六甲には来ても有馬温泉には中々寄れなかった今日この頃、本日は温泉メインに選んだ有馬三山を歩きます。三ノ宮から有馬温泉までの電車の乗換であやうく遭難しかかりながらも、9:00 有馬温泉駅に集合です。バスターミナル正面の旧案内所の裏手にある小さな鳥居が、妙見寺の参道入口です。
9:15 グランドホテルへ戻る道との分岐でちょっと衣服調整の為休憩。舗装路と階段、思い思いの道を選んで、9:30 妙見堂に着きました。一生懸命坂道を上がって来ただけあって、温泉街を見下ろす眺めはなかなかのものです。元々落葉山の山頂にあるので三角点は、この直ぐ裏手にあります。9:35 三角点に寄って有馬三山の第一の山を通過します。
ガイドブックによると、灰形山への道は階段が多いようです。しばらく下ると馬の背のような道が出て来ます。左右がけっこう切れ落ちている上に、六甲特有のザラザラした砂が表面をおおうガレ場です。そう言えば手前に滑落注意の看板もありましたっけ。砂に足をとられないように気をつけて通過しましょう。
ガレ場を過ぎると今度は階段の登りです。しかも先を見ると延々と続いています。ひぇ〜、アレを登るの?と思いつつ、それでも登るしかないので黙々と足を進めます。平坦な道になってヤレヤレと思ってもつかの間、また階段!を繰り返して、10:10 やっと灰形山山頂に到着です。周囲は樹木に囲まれて、苦労して登ってきた割にはあまり景色は良くありません。とりあえず記念写真を撮って二山目が終了、次は最後の山、湯槽谷山へ向かいます。
ここも再び一旦下ってから階段の登りが続きます。直登やないかと思えるほど、というかほぼ直登の階段の連続です。ようやく緩やかな傾斜になる辺りにはけっこう雪が残っています。10:35 ちょっと休憩。緩やかになったといえど、それでもしつこく続く階段を終えて、11:05 やっと湯槽谷山の山頂に到着です。
山頂の周囲はまだ誰の足跡もない新雪状態。これは記念写真に入れないと・・と三脚を設置しているカメラマンの前を、「どら焼き、ど〜ぞぉ」とその新雪を踏み散らかしてやって来るメンバー1名。あぁっ〜!という数人の叫びに、エッエエ、ナニィ〜?と未だに状況が飲み込めないお騒がせメンバー。
ようやく事情が分かった時には、標識の前には無残にも足跡が・・。と、そこはゴルフ場のバンカーよろしく、靴でそっと雪をならして足跡を消していく会長、さすがです。見事に新雪状態に戻った所で、記念写真です。この後は有馬温泉に下るので登りはここまで。あの階段攻撃からも解放されます。安心してお弁当タイムにしたい所ですが、雪はあるし狭いしで適当な場所を探しつつ、湯槽谷峠まで下りてきます。
時間はまだ11:30、ちょっとお昼を過ぎるかも知れませんが有馬近くまで下りてしまおうという事になり、湯槽谷の谷筋を下ります。標識には「難路」と書かれ、地図上では破線ルートという何やら恐ろしい道ですが、なんせ近道なので谷に下りて行きます。案の定、岩はゴロゴロしてるわ、折れた木の枝が道を塞ぐわと、今までの道よりは荒れている感じです。幸い水量が少ないので、流れに道を分断されず谷筋の中を一直線に歩いて行けます。
途中で大きな堰堤を巻いたら、12:00 紅葉谷との出合に出て来ました。ここまで来れば有馬温泉はもうすぐそこ。陽当りの良い場所を見つけてお弁当タイムです。
昼食が終わったら、お楽しみの温泉へ。いつものお風呂は暫く来ないうちに洗い場が何と畳敷きになっている!滑らない為の工夫でしょうか。さっきまで居た山を眺めながら、金泉、銀泉にゆったり浸かって階段攻めで疲労困憊の足を癒しましょう。後で調べると、有馬三山は六甲山系の中でもキツイ道と有名なそうな。それにしても、ちと階段が多すぎないか、有馬三山!
今日のお時間
9:10 参道入口 −9:35 妙見宮 −10:10 灰形山 −11:05 湯槽谷山 −11:30 湯槽谷峠 −12:00 紅葉谷出合 12:30 −13:00 有馬温泉
今日のお風呂 有馬温泉・かんぽの湯
泉質: 含鉄・ナトリウム‐塩化物強塩高温泉
効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、冷え性etc