薫風の
青山高原

前日までの雨もスッキリ上がり、鶴橋から延々1時間半かけて西青山駅を目指します。車内では、とーぜん爆睡。なんせ朝が早かったもので。名張で京都からのメンバーと合流してようやくお目覚めです。西青山駅の無人改札を抜けると、目の前に「青山高原 ハイキングコース」の標識と入口がありますが、今回は連絡しておいたタクシーに分乗して、別荘地のロッジ前までショートカットです。「ハイキングの人は普通歩いていくからねぇ」と、運転手さんにイタイ所を突っ込まれながらも、車を奥へ奥へと進ませます。

階段前の気合入れ駅から歩けば1時間の道のりをすっ飛ばし、プールやらテニスコートやらゴルフ練習場やら、ミニサイズながら一応レジャー施設の揃っている別荘地の中心部に到着。10:10 ここから青山高原のピーク、髻山に向かいましょう。

出発後しばらくは別荘地内を歩きます。各区画に所有者の名前が書かれたプレートが刺してありますが、山林状態のまま放置されている区画が殆ど。更地になっている区画も草ボウボウで、更地にするだけで力尽きてしまったのでしょうか。どの区画も傾斜がキツイので、上物を建てるにしても相当お金がかかりそう。この別荘地、土地を買ってみたものの後が大変と気付いた持ち主が多いんちゃう〜?なんて事を話しながら歩くこと10分。かの有名な515段の階段前で、気合を入れるためにちょっと休憩です。

515段の階段覚悟が出来たら、見上げんばかりの階段に取り付きます。階段の途中にも分譲済みの区画がありますが、大体別荘地にこんな階段があることにも驚きですが、そんな階段脇に別荘を建てようと考える奇特な人が居ることにも、驚きです。15分かけてやっと登り切ります。これで今日の登りは99%終えたも同然。ヤレヤレ、皆さま、お疲れ様でした。

登りきって道なりにユルユルと歩けば、いつの間にか別荘地を抜け車道横の広場に出てきます。10:50 ここでまたちょっと休憩。下に赤テープが巻かれた道らしきものがあり、車道脇に立つ東海自然歩道の道標の矢印も斜め下を向いていますが、下り口が見つかりません。仕方なく車道に出て50mほど歩くと右側に入口がありました。入ってみるとさっき下に見えた道がここで合流しているようですが、こちら側もネットが張られ入れないようになっています。どうやらこの区間だけはどうしても車道を歩かないといけないようです。

髻山まだ少し花を残しているミツバツツジや、見上げれば高い所で花を咲かせているエゴノキを両脇に愛でながら、緩やかな道を行くと、11:00 山頂レストランの横に出て来ました。途端に強い風に見舞われ、なるほど風力発電機を設置する理由は実感しましたが、これじゃぁ、お弁当は広げられません。

とりあえず目の前の小高い丘・・と思ったら、これが髻山でした・・に上がって三角点を確認しましょう。階段はアレが最後かと思っていましたが、又もや数段の階段が!何とか上がって髻山山頂に到着です。さっきより増して風が強く、かよわい女性メンバーは吹き飛ばされそう。物々しく鎖で囲まれたプレート付き三角点の前で、記念写真を撮ったら、先ほどのレストランでお昼にします。

ほんとはイケナイのですが、お客さんがやまゆ会だけなのでつつじ、ビールやコーヒーを注文する代わりに特別に自前のお弁当を広げさせてもらいます。申し訳ないのでビールを人数分頼もうとしたら、「すみません、今4本しかないんです」 ありゃま。結局缶ビール4本にコーヒー4人前、それにピラフ1人前でご好意に甘え、風の当たらない場所で有り難く昼食を頂きます。図々しくも次回の山行の打ち合わせまでして、13:10 出発です。

しつこいようですが、ほんとは持ち込み禁止ですよぉ〜。よ〜く、お礼を言ってレストランを後に、東青山方面へ下ります。

最初は急な下りですが、次第に爽やか高原ルートの趣きになり、12:45 沢と合流する辺りでちょっと休憩。直ぐに最初の丸太橋が出てきます。この後も丸太橋で沢を右へ左へと渡り、13:10 布引の滝分岐までやって来ました。下るに連れ橋も段々と立派になり、最後の橋は丸太から金属製へとグレードアップ。案内板を見ると、滝への近道には橋がないので、増水時は注意とあります。昨日はこの辺も雨が降っていたようなので、ここは安全策を取って近道は行かず、橋を渡りましょう。

布引の滝展望台滝見展望台の案内に従って行くこと20分。左手には広い林道が入り込み車も1台停まっています。13:30 その直ぐ下にある展望台に到着です。停まってた車の持ち主でしょうか、若いお2人が滝見物をしています。すんません、お邪魔しますぅ。すると、もう少し下まで降りると4段に流れ落ちる滝の全貌が見られるようで、お2人はそちらの方へ。重ね重ねすんまへん。

これ以上はお邪魔しないようにと、ここでゆっくりお茶タイムにします。さすがにレストランでは出せなかったワインがここで栓を抜かれます。心地よい風が吹きぬける展望台で、ワインとチーズとコーヒーの至福の時を過ごします。

あまりに居心地が良いので、ここで30分近くも居座ってしまいました。14:05 さぁ、そろそろ腰を上げましょうか。広い山道を下って行きます。四季の里と東青山駅との分岐は駅の方へ。大分下りて来たなぁと思う頃、14:50 行く手に忽然とお墓が現れます。「青山メモリアルパーク」の看板を掲げたきれいな霊園ですが、山道はここまで。ここから先駅まで車道歩きです。15:00 四季の里前に到着。東青山駅は直ぐ目の前です。電車待ちの間に四季の里見学に出かけたメンバーが、缶ビールのお土産を持って帰ってきてくれました。ホームで冷たいのをグイッとしたら、後は又延々と電車に揺られて大阪まで一眠りです。

 今日のお時間
10:10 別荘地ロッジ前 −11:00 青山高原・髻山 12:10 −13:10 布引の滝分岐 −13:30 滝見展望 14:05
− 15:00 四季の里前

 今日のお風呂     なし

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