本日は楽ちんバスハイク・・と気を抜いた1名が時間を間違えて20分の遅刻。予定より約30分遅れでバスは中国道へ向け出発です。遅れまして、すんません。おまけにJR宝塚駅前のコンビニが駅の改装で取り壊し中。えぇ〜っ!?ここでお昼を調達しようと思ったのに〜というメンバーのために、途中赤松SAに立ち寄りおにぎりを調達。ついでにコーヒールンバを奏でる自販機で挽きたてコーヒーもゲットして、車中にてリーダー差し入れのロールケーキを頂きます。
たいした渋滞にも巻き込まれず、中国道・播但道と走り 10:00 バスは登山口のある伊由峠に到着です。伊由トンネルの真横にある峠へは、車道脇から好きなように上がって行きます。あまり資料のない青倉山ですが、特に伊由峠からの道は踏み跡程度という情報しかありません。用意の良い世話役さんが朝来市の市役所に問い合わせても、よく分からないとのお返事しか帰ってこなかったという位です。もし荒れてこりゃダメだ・・と思ったら引き返すつもりで、バスのドライバーさんにとりあえず1時間だけここで待機してもらう事にして、10:15 出発します。
もちろん、道標も何もありません。ネットで調べた資料によれば、とにかく鹿除けネットに沿って歩くらしいので、峠より遥か上にあるネットを見上げると、1箇所においで〜おいで〜とばかりに赤リボンがたなびいています。それじゃ、アレを目指して上がりますか・・と急斜面をえっちらおっちら登って行きます。
すると先ほど見えた赤リボンの直ぐ近くにネットが切れて山中に入る道が続いています。なるほど、ここから入るんですね。この先も鹿除けネットが縦横無尽に張り巡らされているのを見るとこの辺りはよっぽど鹿が多いのでしょうか。足元にはかな〜り新鮮な落し物もコロコロ転がっています。と、遠くの方でキュイ〜ンという鳴き声が・・。う〜ん、確かに多そうです。
なんや鹿の気分やな〜と言いつつ、先ほどのネットの切れ目から入り、ネットに沿って先ほど手招きをしていた赤リボンの所までやって来ました。ここからはネットから離れ赤い境界杭を辿って先に進みます。
10:50 最初のピーク(528m)のちょっと手前で休憩。思ったより道も荒れてないようなので、登山口のドライバーさんに待機解除をして下山口へ回ってもらうよう連絡します。さぁ、これで退路は絶たれました。前進あるのみ!
528mのピークを通過して、11:10 570m、11:30 620mと杭を辿りながら順調に高度を稼いで行きます。かつて張られていたと思しき鹿除けネットが地面に這い、それを吊っていたと思しき錆びた針金が切断され飛び出したりしているので、注意して歩きます。
注意するのは人間様ばかりではありません。ネットに突っ込んで角が引っ掛かり、身動きが取れなくなってしまった鹿の白骨体も古いネットに絡んでいます。可哀そうですが、鹿もおバカじゃありません。無残な仲間の姿を見て、他の鹿がネットに近寄らなくなれば、死んだ鹿も無駄死にではないはず。成仏しいやぁ。
620mのピークから次の720mへの道は、再び爪先上がりの急登になりますが、地面ばかり見ずたまには振り返ってみましょう。ほ〜ら、真っ白なヤマボウシが見事に咲いています。ヤマボウシは葉の上に花が上に向かって咲いているので、その木より高い位置からでないとお花が見れないのです。
11:50 720mの地点でちょっと休憩。んっ?青倉山は確か734m・・という事は、またまたやまゆ会名物、あとちょっとの地点での休憩だぁ!最後の坂を乗り越えて、12:15 ようやく青倉山に到着です。
今までの赤テープだけの無愛想さに比べ、山頂の標識は三段作りとやけに立派です。ここでお昼にするかもう少し先に進むか悩みながら、とりあえず写真を1枚。なんとな〜く雨が降りそうな感じなので、ちょっと下って葉が茂る場所でお昼にします。
コーヒーを飲みながら、これからの行程を協議。予定では青倉神社経由で黒川ダムまで歩き、本日のお風呂へ行くつもりでしたが、時間も少々押しているのと、思いがけずの急登の連続で戦意喪失。神社までバスにお迎えに来てもらう事にします。
そうと決まれば、神社まではあと僅か。雨に降られる前にお風呂に飛び込みましょう。13:00 下山開始です。
下りの道も結構急です。情報では丸太の階段が整備されているとのことでしたが、土が流れて段差がとんでもない事になっています。もはや階段というより土留めと化している丸太を右に左にトラバース?しながら下りて行きます。
13:25 黒川方面と青倉神社へ向かう道との分岐に出ます。ここは迷わず青倉神社へ。しばらく下ると沢の音が聞こえやがて沢沿いに出て来ます。苔むした岩に足をとられないように(しかも相変わらず傾斜がキツイ!)慎重に下ると、左手下には駐車場にて待っているバスがチラチラと見えます。道の先には小さな建物が見え、いや〜、トイレがあるわ〜、助かったわ〜などと言いながら近付いてみると、神社の奥の院でしょうか、れっきとした祠でした。トイレと間違えるとはなんと罰当たりな・・。し、しつれい致しました。
13:45 祠にお参りがてら、ここでちょっと一休み。直ぐ先に青倉神社の建物も見えます。トイレにお急ぎの方はお先にどーぞという事で神社へ向かいますが,、コンクリートの細い道がこれまた苔で滑る、滑る。手すりにつかまりながらトイレへ行く組、階段を上がって拝殿へ向かう組と二手に分かれます。
拝殿の裏にあるご神体の巨岩脇から湧き出る霊水は眼病に効くという謂れがあり、青倉神社は眼の神様とも言われています。今後の事もあります。心してお参り致しましょう。
お参りが済んだら駐車場で待つバスに乗り込み、本日の隠れハイライト!その名も「美人の湯 黒川温泉」へと向かいます。予定していた生野銀山を省く事にしたので時間はたっぷり。今まででも十分美しい女性メンバーですが、さらに磨きをかけるべく美人の湯にゆっくりと浸ります。もちろん男性メンバーもお湯も滴る良いオトコに出来上がり、美男美女を乗せたバスは恒例走る居酒屋となって、帰路につきます。
本日のお時間
10:15 伊由峠 −(休憩2回)− 12:15 青倉山 13:00 − 13:45 青倉神社
本日のお風呂 黒川温泉 「美人の湯」 600円
泉質: アルカリ性単純温泉
効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、疲労回復 etc