
今日は3月に大雨で中止になった、天野山と金剛寺を歩きます。と言っても、去年の天野街道のゴールだった金剛寺がメインで、天野山はオマケ。なので、本日はほお寺詣りの内容となっております。雨天中止の仕切り直しではありますが、なぜか今回も週初めの予報では週末は雨とな。また中止か・・と思っていましたが、日を追うごとに予報が晴れへと変わっていきます。直前には雨は未明には上がるという事で、予定通り10:25 河内長野駅に集合です。多少雨は残っていますが、天気予報を信じてバスに乗り、10:50 天野山バス停で下車。雨はやむ気配がありません。
帰りのバスの時間を確認したら、来た道を少し戻って天野山登山口から山頂を目指します。標高差わずか60mですが、あなどってはいけません。最初からけっこうな坂道です。道は途中で二手に分かれますが、入口の地図によればいずれ先で合流するようです。右は上り、左は下りの道です。昔でしたら目先の楽さをとって下りを選んでましたが、そこは学習済みの我がグループ、下ればその先に上りが待っている!という事で、ここは右の道を選びます。
雨は止むどころか本降りになって来ました。傘をさしても歩ける道ですが、この先の展望台でお昼の予定なのに果たして屋根のある場所があるのでしょうか・・。途中動物除けのネット扉を通って樹林帯の中を20分程歩くと、展望休憩所に出て来ました。2階建ての展望台の1階部分は2階の床が屋根となり、ありがたいことにベンチも並んでいます。良かったぁ、ここでお昼にしましょう。
周囲は真っ白で展望も何もないですが、雨が凌げて熱いコーヒーも頂けて申し分ありません。ゆっくりお昼を食べたら金剛寺へ向かいます。来た道と反対側に下りればキャンプ場から金剛寺へ行けますが、ここまでの道中であったはずの山頂を見てないので、山頂を探しがてら来た道を戻ることにします。
来る時も特に山頂の標識は見なかったなぁ~と今度は周囲を気にしつつ歩いてみます。高度計を確認して、この辺のはずなんやけど・・と辺りを見回しますが、やはり山頂の標識はなく、1本の樹に巣箱がかかっているのみ。するとさっき二手に分かれた道の合流点に、殆ど字が消えかかった謎の標識を発見。うっすらと「天野山」と読める!という強者も居ますが、う~ん、どうやろか。高度計を信じれば、やはりさっきの巣箱が山頂の目印かな??
結局分からないまま登山口に戻り、車道を下って 12:55 金剛寺の総門に到着です。約1300年前 奈良時代に開山し、一旦は荒廃したものの鎌倉時代に復興し以降女人高野と呼ばれ現在まで続いているという、歴史あるお寺です。なんと国宝が5件、重要文化財は29件もあるとか。大阪や奈良の中心地から離れているこの地に、こんな由緒あるお寺があるとは、知らなんだ。
寺務所で400円の拝観券を買い求め、重要文化財である金堂や楼門、多宝塔などを見て回ります。寺務所から続く小川(天野川)沿いの道も天野街道の続きで、楼門がゴール地点になるのでしょう。建物を見て回った後は庭園やその奥にある宝物館を見学して、金剛寺でたっぷり1時間ほど過ごしました。 2時過ぎのバスに乗り河内長野駅まで戻ります。駅近くのお店でさくっとビールで反省会をしてお店を出れば、外は青空が広がっています。今頃晴れてもなぁ~とこぼしつつ、帰途に就く本日の山とお寺歩きでした。お寺の様子は写真でどうぞ。
![]() 崩れかけた白壁が 歴史を物語る総門 |
![]() 登録有形文化財の プレートがかかっています |
![]() こちらも文化財? いえいえ、実はトイレです |
![]() 重要文化財に囲まれる |
![]() 天野街道 |
![]() 庭園 |
![]() 庭園を違う角度から 奥に広がります |
![]() よく見ると竹に 角が生えています |
![]() 横から見ると 実は竜なんですねぇ |

本日のお時間
天野山バス停 11:05 -11:25 展望休憩所 12:15 -12:50 金剛寺
本日のお風呂 なし