山の一品

憧(あこがれ) 


廃村八丁・風吹大池・白駒池
2003年もあと1ヶ月となりました。
今年も色々な山へ行きましたねぇ。
もう一度登ってみたい山、もうカンベンして!な山・・
どれも良い思い出として刻まれています。

山の会が誕生して10年
もういくつの山を歩いたでしょうか
でも、まだまだ行ってみたい山はたくさんあります。


フト手にした雑誌で見たあの風景をこの目でみてみたい
テレビであの人が歩いていた同じ頂きを
自分の足で踏んでみたい


穂高・剱岳・槍ヶ岳

山は逃げないと人は言います。
でも人生の折返し点を過ぎて気が付くと
時間と体力の逃げ足のなんと速いこと!!


稲村ヶ岳・八ヶ岳・雪倉岳
時には自分自身の不調で
時には家族の都合で
山行きを諦める時期もあります。

まぁ、仕方ないやね。今はね。
でも、山への憧れはずっと抱いています。

電車の窓から見えた
あのちょっとオッパイに似た山
あ〜、あそこに登ってみたいな〜
名前はあるのかな?道はあるのかな?


いつか途中下車して歩いてみよう。

白山・高見山・愛宕山

穂高・針の木岳

憧れのあのキレット
誰もが厳しいと言うけれど
上に立つとどんな景色が見えるのかな?
ちょっとでも名前が目に付いたら
本屋さんでつい立ち読み
(イイ子は真似をしないでね。本は買いましょう)

いつか自分の足で立てる時を楽しみに
少しずつでも山で練習
練習

これからますます時間と体力は逃げて行くけれど
私たちは来年も山へと向かうでしょう。
憧れという強い味方に引っ張られて・・




かくて、あこがれから人生の大いなるよろこびが誕生する
けれども あこがれは いつも抱いてなければならない
私は思い出よりもそれが好きだ


ガストン・レビュファ
(「星と嵐」)

         

Photo: S. Izumi


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