コロナ騒ぎで7月のソーメン祭りから長い夏休みでした。ようやく緊急事態宣言も解除されるというタイミングで、山歩き再開です。先ずは足慣らしという事でほぼほぼ住宅街の中にあると言って良い里山、高槻と茨木にまたがる阿武山を歩きます。この辺りは古墳が多いようで、この阿武山も中腹に「阿武山古墳」があります。時間があれば寄ってみましょう。
10:20 阪急茨木駅からバスで登山口へ。安威というバス停で下りると交差点の先に←武士(もののふ)自然歩道と阿武山古墳→の標識がありました。直接古墳へ行く道もあるんですね。今日は阿武山への途中で古墳に寄る予定なので、武士自然歩道を選びます。階段から山道へと入ってしばらくすると、鳥居が出て来ます。その奥にはお稲荷さんが鎮座しているので、とりあえずお参りです。ここからしばらく山道を行くと、一旦舗装路に出ますが、道なりに進んでいくと、再び阿武山の標識が出て来て山道へと入ります。
道中、「山芋盗掘者へ告ぐ!」みたいな看板がいくつかありましたが、都会の山なのに山芋だけでなく、むかごやアケビ、栗といった木の実も豊富にあるのに驚きます。歩きながらも左右に、あっ、アケビ!ここにもアケビ! こっちは栗!!とまさに実りの秋状態です。ただ、残念なことにどれも手が届きそうで届かない高さに生っていて、頑張って背伸びして精一杯手を伸ばしても、僅かに届きません。
途中で高枝ハサミを持った方すれ違いましたが、この為だったのか~と納得です。取れそうで取れないアケビ取りに夢中になっている内に時間が過ぎてしまいました。阿武古墳との分岐に来ましたがもうお昼を過ぎているのに山頂はまだ先。今回は古墳見物は見送って、山頂へと向かいます。途中木立の間から茨木市街を見下ろしながら、緩やかな坂を上がって行けば12:30 阿武山の山頂に到着です。
有難いことに山頂には丸太で作られたベンチとテーブルがセットで設置され、グループでお昼を食べるにはとても便利。早速1セットをお借りして、食事兼臨時の幹事会で、今後の山行きの打ち合わせをします。なんだかんだで1時間ほど過ごしたら、そろそろ帰りましょう。
帰りは高槻市方面へ下ります。歩きやすい緩やかな坂を30分程下って行くと、何の跡地なのかだだっ広い敷地に出て来ます。ガイドブックにダンプ道を歩くと書かれていますが、確かに工事現場にあるような砂利道を更に進むと、前方に鉄骨だらけの巨大な変電所が現れます。山の中に忽然と現れる感じは、まるで近未来映画を観ているよう。何でもあの黒部川の発電所から送られてくる電気を、大阪や兵庫へ送電する拠点だとかで、そりゃ、このくらい巨大にもなりますわ。
変電所の脇を歩いて車道に出た所にバス停がありますが、そのまま関大の敷地に沿って道なりに歩きます。駅から遠そうなこの学校、車やバイクで通学する生徒が路駐するのか、脇の石垣には駐車禁止の貼り紙があるのですが、いわく「駐車は止めなさい」。「駐車しないで下さい」といったお願い口調ではなく、親が子供を叱るような貼り紙がなんとも微笑ましい。
当初はこの車道を進んで摂津峡の入口前を通って桜公園からバスに乗る予定でしたが、関大の門あたりに大きなバス停があり、時刻表を見るとあと5分で高槻駅行のバスが来るとな! これは乗るしかないっしょ・・となり、高槻駅まで車上の人となります。意外と時間がかかって15:00頃高槻駅に到着。一口ビールを頂いてから解散としたいところですが、このご時世開いている居酒屋さんなんてありまへんな。駅前をウロウロしたものの居酒屋は諦め、コンビニで家呑み用缶ビールを買って、三々五々解散です。
早く、下山後の一杯を楽しめる世の中になってほしいものです。
本日のお時間
10:40 武士自然歩道入口 ー11:00 稲荷神社 ー12:15 阿武山山頂 13:45 ー14:20 北大阪変電所 ー14:35 月見台バス停
本日のお風呂 なし
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